公開日： ｜更新日：
日本国内でも、外貨の自動両替機を見かけることも多くなってきました。自動外貨両替機を使用すれば、わざわざ窓口に行って順番を待つことなく、必要な時にいつでも簡単に両替できます。ここでは、外貨自動両替機について解説しています。ぜひ参考にしてください。
自動外貨両替機とは、日本円を外貨に両替したり、外貨を日本円に両替できるATMのことです。USドルをはじめ、ポンドやユーロ、中国人民元など、10か国以上の通貨を取り扱っていて、空港やホテルなどに設置されています。自動外貨両替機は、手軽に両替できるので大変便利です。
一般的な自動外貨両替機を使用する場合、自動外貨両替機の画面上で、まず「言語」を選択します。「言語」を選択したら、両替したい通貨を選択し、現金（両替元の通貨の紙幣）を投入します。すると、「払出額」が表示されたのち、「計算書」が出力され、両替された現金が出金されます。自動両替機を運営する会社の中には、両替時に優遇レートが適用されるクーポンを発行しているケースもあります。クーポンを利用する場合には、対応している自動外貨両替機にスマートフォンのQRコードをかざしたり、コード（数字）を入力するなどの方法でレートの優遇をうけることができます。
外国人観光客の増加にともない、空港をはじめ、駅やホテルなどで自動外貨両替機を見かけるようになりました。駅ではコンコースなどに両替機が設置されていて、移動の際に時間を無駄にすることなく利用することができます。空港では、銀行などの店舗の近くに両替機が設置されているケースが一般的です。ホテルの場合は、ロビーのフロント近くなどで見かけることができます。管理しやすく、また利用者の目につきやすい場所であるからでしょう。最近では、一部のコンビニエンスストアの店内にも自動外貨両替機が設置されています。コンビニエンスストアについては、比較的観光客の多いエリアの店舗に限定して、設置されているようです。
自動外貨両替機にもよりますが、外貨から、円に両替する場合は、米ドル、ユーロをはじめ、英ポンド、中国元、韓国ウォン、台湾ドル、香港ドル、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、シンガポールドル、スイスフラン、スウエーデンクローネ、ノルウェークローネ、インドネシアルピア、タイバーツ、フィリピンペソ、マレーシアリンギットなどに対応しています。日本国内の場合、円から外貨への両替は対応していない自動外貨両替機が多いので注意しましょう。円からの両替に対応している場合も、日本円から米ドル、もしくは中国元にしか両替できないなど、限定されていることが多いです。
外貨両替をする場合、金融機関の店頭であっても両替機であっても、表示されている為替レートに手数料が含まれています。自動外貨両替機の場合は、手数料が割安なケースが多いです。金融機関の店頭で両替するよりも、人件費が省けるからです。また、優遇レートが適用されるクーポンを発行している外貨両替機の運営会社も、あります。為替レートは自動外貨両替機によっても異なり、かつ、日々変動しますが、クーポンを上手に利用できれば、さらにお得に外貨両替をすることができます。
自動外貨両替機での両替は、「時間を節約できること」が最大のメリットです。わざわざ金融機関の店頭に出向く必要がないため、書類を書いたり、順番を待つこともありません。また、外国語でコミュニケーションをとる必要もなく、両替機にもよりますが、24時間365日利用することができるため、便利です。さらに金融機関の窓口での両替に比べて、手数料が割安なケースが多いことも、強みです。
自動外貨両替機のデメリットは、両替できる金額に上限があることです。10万円相当額までしか対応できないため、多額の両替を行いたい場合は窓口に行くことになります。また、機械操作が苦手な人や細かい質問がしたい場合などには、自動両替機は不向きです。
空港や駅、ホテル、コンビニなど街中の利用しやすい場所に設置されている自動外貨両替機。24時間365日、いつでも簡単に両替することができるため、大変便利です。両替にかかる手数料も、金融機関の窓口より割安であることが一般的です。また、レートが優遇されるクーポンなどを利用できる自動外貨両替機もなどもあり、さらにお得に両替することも可能なのです。自動外貨両替機には「10万円相当額を超える両替はできない」などのデメリットもありますが、金融機関の窓口のように順番を待つ必要がなく、書類を記入する必要がない、といった多くのメリットがあります。
