公開日:|更新日:
このページでは、ニュージーランドドルとそのお得な両替法について調べています。
南太平洋にあるニュージーランドは、南島・北島と周辺の島で成り立っています。面積は日本の約3/4で、地球の箱庭といわれるほど自然が豊か。世界遺産に登録されている国立公園をはじめ、蒸気煙が立ち上る地熱地帯や、氷河の浸食によってできたフィヨルド(峡湾)など、魅力的な場所がたくさんあります。
このページではニュージーランドドルを両替する際、お得に両替できるのは日本とニュージーランドのどちらなのか。また、どのような手段が得なのかを検証してまとめました。
【ニュージーランドドル紙幣の種類】
5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルの5種類
現地での両替が比較的お得なニュージーランドドルですが、言葉があまり通じない国で両替所を探したり両替したりするのに時間が割かれるのはもったいないですよね。せっかくの旅行なので、両替予定の金額の7割程度は日本で両替しておいたほうが無難です。予定の7割の費用で済ませられたら現地でわざわざ両替する必要もありませんし、日本円に換金する手間もなく旅行を終えられるでしょう。
日本で両替するなら、銀行や外貨両替専門店、金券ショップなどがあります。「偽札が紛れていないかどうか心配」「安全に両替したい」という方は銀行や外貨両替専門店がおすすめです。「安さ重視で両替したい」という方は、比較的レートの良い金券ショップでの両替を検討してください。
一方で、銀行や外貨両替専門店ではニュージーランドドルの宅配サービスを行なっているところも。3万円以上を両替するなら手数料・送料無料で届けてくれる外貨両替専門店もあるので、仕事でなかなか両替所に足を運べない方はチェックしてみてください。
空港内にも外貨両替ができる会社や銀行が入っているので、当日に空港で両替するのもアリです。余裕をもって空港に到着する予定があるなら、当日でも問題ないでしょう。
ただ、さまざまな国への旅行者が両替するために並ぶ可能性があります。空港で両替したい方は搭乗手続きを済ませたら速やかに両替所へ向かってください。広い空港内で迷うことなく両替所までたどり着けるよう、位置情報はあらかじめ確認しておきましょう。
日本とニュージーランド、両替はどちらがお得なのか、2023年4月18日時点のレートを比較してみます。
日本の銀行と両替ショップ、金券ショップ、そしてニュージーランドの銀行と両替ショップのレートの差を検証してみました。
レートは2023年4月18日のものです。どのくらい差があるものなのか参考にしてください。(1ニュージーランドドルの値段が高いほどレートが悪いということを意味しています)
日本国内 | 1NZD | ニュージーランド現地 | 1NZD |
---|---|---|---|
三菱 UFJ銀行 |
91.9円 | ANZ (銀行) |
85.05円 |
GPA (両替ショップ) |
91.76円 | e-trans | 83.0円 |
J・マーケット (金券ショップ) |
91.9円 | No1 currency |
88.597円 |
※2023年4月18日時点
結論としてニュージーランド現地でも日本国内でも、あまり差がないことがわかりました。
ニュージーランドドルは日本円よりもマイナー通貨なので、どちらかといえば現地のほうがお得に両替できる傾向にあります。ただ、現地の両替所であるNo1 currencyはレートが悪かったため、現地といっても場所によって差が大きいようです。
日本国内で両替する場合、いくつか候補があるのでどこで両替すればいいのか迷ってしまいます。注目してほしいのは、手数料が安い両替専門店や金券ショップです。レートが安いというのも大切ですが、手数料や配送料が別途発生する場合があるので注意してください。
外貨宅配サービスでの両替レートを4社比較して紹介します。レートは以下の通りです。
外貨宅配 | 円からNZD | 送料 |
---|---|---|
GPA | 91.76円 | 無料 |
トラベレックス | 93.01円 | 1,000円 ※10万円以上の両替で送料無料 |
JTB外貨両替 | 93.01円 | 1,000円 ※10万円以上の両替で送料無料 |
外貨両替ドルユーロ | 86.93円 | 400円 ※10万円以上の両替で送料無料 |
※2023年4月18日時点
レートだけで見れば、外貨両替ドルユーロが最もお得という結果になりました!ただ、10万円以上の両替でない限りは400円の送料が必要で、取り扱い手数料が別途発生します。
送料や手数料の計算がわずらわしいという方は、送料・手数料が明確な外貨両替専門店を選ぶのがおすすめです。
銀行でのニュージーランドドル両替レートを6行比較して紹介します。レートは以下の通りです。
銀行 | 円からNZD | 手数料 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 91.9円 | レートに含む |
三井住友銀行 | 93.01円 | 要問合せ |
りそな銀行 | 93.01円 | 要問合せ |
みずほ銀行 | 93.18円 | レートに含む |
SBJ銀行 | 公式サイトに記載なし | - |
ゆうちょ銀行 | 取り扱いなし | - |
※2023年4月18日時点
銀行のレートを見ても両替所と変わらないように見えます。しかし、銀行の場合は両替する際に手数料が発生してしまうのです。三井住友銀行の場合は以下の手数がかかります。
手数料がプラスされることを考えると、両替所のレートよりも落ちてしまいます。そのため、銀行で両替するのは賢い選択だとはいえません。レートだけに気を取られず、最終的にいくらになるかを考慮しましょう。
金券ショップでのニュージランドドルの両替レートを3社比較して紹介します。レートは以下の通りです。
店舗名 | 円からNZD |
---|---|
大黒屋 | 公式サイトに記載なし |
J・マーケット | 91.9円 |
Tickety | 公式サイトに記載なし |
※2023年4月18日時点
金券ショップのレートが良いのは確かです。また手数料はレートに含まれるので、そのままの金額に換金できます。「金券ショップで両替したほうがお得!」…と言いたいところですが、実はリスクも存在するのです。それは「偽札」が紛れ込んでいる可能性があるということ。
金券ショップは、購入した外貨を販売していることが多いので、専用のマシンを使って識別しているところもありますが、そうでない金券ショップは100%安全だとはいえません。金券ショップにはこういったリスクがあることも知っておきましょう。
ニュージーランドで日本円をニュージーランドドルに両替できるところは、空港や市中の銀行・両替所です。最速で両替をする場合は、空港にある銀行や両替所を利用しましょう。
航空便の発着にあわせて営業しているところがほとんどなので、到着時に利用できるのが◎。両替所は銀行よりも営業時間が長いため利用しやすのが魅力です。
また、空港内でもレートが違うので、しっかりとお得なところを見極めることが大切。それだけでなく、手数料にも差があるため、両替前にレートとあわせて確認しておくことをおすすめします。
1NZD | 5万円両替すると… |
---|---|
83.0円 | 602ニュージーランドドル |
※2023年4月18日時点
e-Trans | |
---|---|
手数料 | 無料 |
営業時間 | 9:00~17:00(土日10:00~17:00) |
住所 | 95 Queen St Auckland Central Auckland 1010 |
e-Trans(イートランス)は、オークランド市内にある両替所で、もっともレートがもっとも良いといわれています。市内にはいくつかの支店がありますが、こちらの住所の店舗の日本円レートがお得です。
街の中心地であるクイーンストリートのお土産店の中にあるため、両替しながらお土産を選べるので便利。オークランド市内を刊行する予定があるなら、e-Transを利用するとよいでしょう。
1NZD | 5万円両替すると… |
---|---|
83.40円 | 599ニュージーランドドル |
※2023年4月18日
LVB kunlun | |
---|---|
手数料 | 無料 |
営業時間 | 24時間 |
住所 | Level 10, The National Bank Tower 205 Queen Street |
年間に日本円に換算して2兆円以上の外貨取引を行なっているLVB kunlun。日本円からニュージーランドドルに両替するのはもちろん、ニュージーランドドルから日本円に両替するのもお得です。そのうえ、手数料もかかりません。日本人のスタッフが常駐しているので、スムーズな取引ができるのも魅力です。
現地で両替する場合に注意してもらいたいのは、両替した金額と現地の通貨が合っているかを確認することです。受け取ったレシートをしっかり確認し、記載が間違いないかを見ておきましょう。
その場でチェックせず、あとから気づいたとしても対応してもらえません。海外では自分の身は自分で守るという心構えが必要です。
日本円をニュージーランドドルに両替する方法は多々ありますが、お得さは日本でもニュージーランドでも両替所によるのでどっちもどっち。
銀行は手数料がかかってしまいますが、両替所は手数料がかからないところがほとんど。
しかし、現地で両替する場合、手続きや両替額の相違などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。トラブルに遭ってしまうと楽しい旅が台無しです。現地のほうがレート相場は良いといっても、大きな差がないところもあります。快適な旅を楽しみたいのなら、必要な金額は日本で両替していくのがおすすめです。