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せっかく準備して楽しみにしていた海外旅行。しかし、渡航先の国でテロが発生、もしくは社会情勢が悪化すると「本当に今、旅行に行ってもいいのかな?」と不安になるものです。また、そんなときほど、インターネットやSNSではさまざまな情報や意見が飛び交うため、どの情報を信じればいいのか分からなくなるかもしれません。
そこでこのページでは、海外旅行に行くべきか迷うシーンについて解説するほか、有効な対策をご紹介します。
旅行先の国に「入国制限」がかかっている場合は、渡航に迷うところです。通常であれば、各国ともに日本からの入国者を受け入れていますが、テロや社会情勢の悪化が進むと、海外からの旅行者の受け入れを制限します。
旅行会社としても、入国制限がかかっている国への旅行プランは一般的に中止するものです。日本の外務省が発信している「危険情報」や、海外で感染症の隔離処置等が求められている場合は、実際にツアーなども中止しています。
入国制限がかかっている国では、入国許可のためにパスポートのほか、必要な書類の提出を求められることもあります。このような場合は、高いレベルの入国制限がかかっているケースもあるため、空港で厳しいチェックを受ける可能性があります。
それでは、海外旅行に行ってもいいか迷った場合、どのような行動をすべきなのでしょうか?
外務省の「領事サービスセンター(海外安全相談班)」が運営するWEBサイトでは、旅行や出張などで海外への渡航・滞在を検討している人に向けて、それぞれの国の危険情報をリアルタイムで発信しています。検索サイトで「外務省 海外安全ホームページ」と検索すれば簡単にアクセスが可能です。渡航先の国で発生しているテロや自然災害、社会情勢の状況が確認できるため、それをチェックしたうえで旅行に行くべきか判断しましょう。
病気やケガ、自然災害、交通機関のトラブルといった、やむを得ない事情で海外旅行を中止せざるを得なかったとき、航空券やホテル、ツアー代金などで、多額なキャンセル料がかかるケースがあります。このような場合に備えて、キャンセル料金を補償してもらうことができる、「キャンセル保険」の加入を検討しましょう。
ですが、個人の都合によるキャンセルでは適用されません。また、それぞれの保険会社によって適用されるケースが異なっているため、必ず事前に確認してください。
最近では、自宅にいながらオンラインを通じて旅行気分を味わえる「オンラインツアー」も人気が高まっています。現地のガイドと交流をし、映像と音声で現地の雰囲気を身近に感じられるため、海外旅行に行けなくても楽しめるものです。渡航先に不安がある場合は、オンラインツアーに切り替えてみることも検討してみましょう。