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このページでは、デンマークの通貨・クローネの両替などについて紹介します。お得な方法を知って、無駄を省いていきましょう。
北欧にあるデンマークは、ヨーロッパにありながら通貨として「ユーロ」を用いていない国のひとつです。同地で使われている通貨は、王冠を意味する「クローネ(Krone)」。また、補助通貨として「オーレ(Øre)」があります。
【デンマーク・クローネ紙幣の種類】
1クローネ、2クローネ、5クローネ、10クローネ、20クローネ、
50クローネ、100クローネ、200クローネ、500クローネ、1000クローネの10種類
※1クローネ=100オーレ
現地の物価は、日本と比べて1.5倍から2倍ほど。食事を例にとれば、一食で日本円換算で2000円くらいかかることも珍しくないそうです。物価が高いということであれば、効率的に両替をして、少しでも無駄を減らしていきたいところでしょう。
日本円をデンマーク・クローネに両替するのであれば、日本国内の大手銀行か、現地の銀行・両替所に行くことになります。
デンマーク・クローネは、日本においてはアメリカドルや中国元、韓国ウォンなどと比べれば、マイナーな通貨であることは事実です。裏を返せば、デンマーク側からしても、日本円はそれほど縁のない通貨と言えます。そうした通貨の場合、現地での両替がスムーズにいかないケースも考えられるでしょう。また、場所も大きな銀行などに限られてきてしまう恐れがあります。
損得だけで言えば現地での両替が有利かもしれませんが、現地に慣れていないのであれば、まずは必要だと思う分だけ日本で両替をしていくのがいいでしょう。
誰にでも簡単に両替できる方法として銀行・宅配・金券ショップがあります。この中でも宅配サービスを利用した両替はおすすめです。
宅配はインターネットで申し込むだけで両替が可能です。手続きも簡単ですし、いつでも申し込むことができるので非常に利用しやすいのがメリットです。
金券ショップでは、外貨の在庫がない場合もあるのですが宅配サービスの場合には在庫を心配する必要がないので、楽に外貨両替ができます。
空港の両替所は出国前の旅行者などで混み合っている可能性がありますから、時間に余裕を持ちたいということであれば、前もって銀行で両替をしておくのがいいかもしれませんね。
外貨宅配 | 円からデンマーク・クローネ | 送料 |
---|---|---|
GPA | 21.19円 | 無料 |
トラベレックス | 21.41円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
JTB外貨両替 | 21.41円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
※2023年02月13日時点
このように、送料や手数料がかかる会社もあるので、利用する前にしっかり確認することでお得に両替することができます。
03みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの大手銀行では円からデンマーク・クローネへの両替が可能です。なお、成田空港グループ直営のGPA外貨両替専門店では、2023年02月13日時点で、円からクローネへは1クローネは21.41円ですが、三菱UFJ銀行でも21.19円で、ほとんど差はありません。
銀行でのデンマーク・クローネ両替ルートを4行比較紹介します。レートは以下の通りです。
銀行 | 円からデンマーク・クローネ |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 21.19円 |
りそな銀行 | 21.41円 |
みずほ銀行 | 21.19円 |
※2023年02月13日時点
銀行でのレートは両替手数料がかかるため注意が必要です。三井住友銀行では、通常のレートが21.19円なのに対して、手数料を含めると21.19円になります。そのため、レートが低くなるので両替ショップよりお得な両替と言えます。両替を行う時には手数料も考慮に入れておく必要があります。
大手金券ショップの大黒屋、J・マーケット、Ticketyではデンマーク・クローネが取り扱われていません。デンマーク・クローネは日本では供給量が少ない通貨になるので、金券ショップで扱われていない場所も多いようです。
もし、デンマーク・クローネを扱っている金券ショップを見つけたとしても、在庫がなければ両替をすることはできません。外貨の在庫があることを確認してからお店に行きましょう。
ただし、金券ショップでは偽札をもらってしまうリスクもあります。普段外国紙幣を手にする機会はあまりないので、偽物を手にとってもなかなか気づくことはできません。レートだけを見るのではなく、信用できる金券ショップかどうかを確認してから利用しましょう。
また、どうしても両替に行く時間がないということであれば、銀行や専門店などでは「外貨宅配」というサービスをやっています。これは文字通り外貨が宅配されてくるというサービスで、指定の箇所に振り込みをすれば、数日後にはレートに沿った外貨が送られてきます。銀行に行く手間も惜しいけど、悪いレートで換金もしたくない、という人にはおすすめでしょう。郵送料はおおむね数百円程度で、多額の両替であれば送料無料となるケースもあるそうです。
ここまでは現金の両替について触れてきましたが、よりお得かつ便利な方法があります。それは、クレジットカードのキャッシング。「VISA」や「Mastercard」などは海外のATMでキャッシングをできるサービスがあり、金利はかかりますが、銀行などの手数料と比べると割安になるケースが多いようです。また、必要なときに必要なだけお金を引き出せるので、多額の現金を持ち歩く必要性がなくなります。
デンマークは、キャッシュレス化が進んでいる国のひとつで、クレジットカードが使えるお店がたくさんありますし、空港にはカードが使えるATMもあります。また、両替所は営業時間がありますが、ATMであれば24時間使えるというメリットもあります。
外貨を得る、という観点で見た場合は、キャッシングも念頭に置いた方がいいかもしれませんね。詳細については、各カード会社にお問い合わせください。
海外に行ったことがある方であれば、現地で使い切れなかったお金の扱いに困ったことは、誰しも一度は経験されているかと思います。うまく使い切れればいいのですが、どうしてもわずかばかりの小銭は余ってきてしまうものですし、それを換金しようとしても、手数料などを支払うのがもったいない、ということもあるのでは。
旅行などで行ったのであれば、旅の思い出に保管しておくというのもいいでしょうし、クローネのように日本ではあまりメジャーでない通貨の場合、お土産として友人などに譲ると、喜ばれるかもしれません。
また、ユニセフやNGOなどの団体に寄付する、というのもひとつの方法です。余ってしまって使い道のない小銭が世の中の役に立つ、というのはちょっぴり気分がいいものですね。具体的な寄付の方法などは各団体のサイトなどでチェックしてみてください。
海外へ行くのに慣れていないという方の場合、準備に頭がいっぱいになって、通貨のことまで意識がまわっていないという方もいらっしゃるかもしれません。まずはこのページの情報をチェックして、事前準備に役立ててみてくださいね。