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フィジードルへの両替などについて紹介します。リゾート地であるフィジーには、毎年たくさんの旅行者が訪れます。これからフィジー行きの計画を立てる際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フィジー・ドルは1969年から発行されているフィジーの通貨です。1800年代にもフィジーはドルの時代があったのですが、一度イギリス領になったことから通貨がポンドに変わり、それがまたドルに戻った、という経緯があります。1ドル=100セントという貨幣は、アメリカのドルと変わりません。2019年3月29日時点でのレートは、1フィジー・ドル=52.05円となっています。
【フィジー・ドル紙幣の種類】
5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルの5種類
日本円をフィジー・ドルに替えるのであれば、他の外貨同様、基本的な方法は主に4つとなります。
この中で、最もレートが良いとされているのが、現地空港での両替となります。日本国内ではあまりフィジー・ドルが出回っていないため、銀行での換金には手間や時間がかかりかねない他、空港での両替もあまりレートが良くありません。
また、観光地であるフィジーでは、現地のホテルなどでも両替が可能なケースがあります。ただ、レートとしてはあまり良いものではないため、もしもの場合の手段として頭に入れておく、という程度でいいかもしれません。
外貨に両替する方法としては、銀行・宅配・金券ショップがあります。ちなみに、宅配サービスを使用すれば手間をかけることなく両替をすることができます。
宅配サービスでは、インターネットから好きな時間に申し込みをすることができるうえに、銀行のように面倒な手続きが必要ありません。
また、金券ショップのように両替をするときに通貨の在庫を心配する必要もなありません。得意に日本であまり流通していない通貨の場合、在庫を気にしなくていいのはメリットです。
どうしても前もってお金を入手しておきたいというときには、銀行や外貨両替専門店等の提供するサービス「外貨宅配」がおすすめです。これは指定の金額を入金すると、数日で外貨が宅配されてくるというもの。「外貨宅配」には、このようなメリットがあります。
詳しくは、各業者や銀行などのサイトをチェックしてみてください。
外貨宅配業者には、以下のようなところがあります。
外貨宅配 | 円からフィジー・ドル | 送料 |
---|---|---|
GPA | 70.28円 | 無料 |
トラベレックス | 70.36円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
JTB外貨両替 | 70.36円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
※2023年02月13日時点
このように、外貨宅配サービスを行う会社には送料がかかる会社もあるので、無料か有料かをあらかじめ確認しておく必要があります。確認をしておけば、お得に両替をすることができます。
銀行でフィジー・ドルを扱っているところは日本国内ではほとんどありません。フィジー・ドルはかなり流通量が少なく需要も低いことから、両替に対応していない場合が多いのがネックです。ちなみに、空港や現地では両替をすることができるので安心してください。
金券ショップでも残念ながらフィジー・ドルは扱われていません。やはり流通量の少なさと需要の低さから金券ショップでも両替には対応していないところがほとんど。
もし、両替が可能な金券ショップを見つけたとしても、在庫がなければ両替することはできません。主要な通貨であれば在庫が無くなることはほとんどありませんが、流通量が少ない通貨の場合には在庫がない場合もあります。通貨の在庫があるか確認するようにしてください。
また、金券ショップで受け取った通貨には偽物が混じっていることがあります。普段は海外の紙幣を見る機会がないので、偽物かどうかを受け取った時点で判別するのは難しいでしょう。世界的に見てマイナーな、フィジードルのような通貨の場合には偽物と気づくことは困難なので、しっかり信用できる金券ショップを利用するようにしましょう。
もし、急に現地で現金が必要になった場合、両替よりも、クレジットカードのキャッシングが便利なケースがあります。「VISA」や「Mastercard」などのカードを使えば、海外のATMでお金を引き出せます。もちろん金利はかかりますが、銀行などの手数料と比べると割安になるケースが多いようです。また、必要なときに必要なだけお金を引き出せるので、多額の現金を持ち歩く必要性がなくなり、便利です。
具体的な金利や損得などについては、前もってカード会社に相談してみるといいでしょう。
海外に行ったことがある方であれば、現地で使い切れなかったお金の扱いに困ったことは、誰しも一度は経験されているかと思います。もう一度日本円に戻そうとしても、手数料はバカにならず、金額は相当目減りしてしまいます。
旅行などで行ったのであれば、旅の思い出に保管しておくというのもいいでしょうし、お土産として友人などに譲ると、喜ばれるかもしれません。
また、外貨の小銭はユニセフやNGOなどの団体に寄付できます。どうせ余らせてタンスの肥やしにするのであれば、世の中の役に立てるというのも、気分がいいものでしょう。具体的な寄付の方法などは各団体のサイトなどでチェックしてみてください。
事前に日本で両替をする、現地で両替をする、カードで対応するなど、海外でお金をどう用意し、どう使うかは人それぞれです。ただ、いろいろな方法や知識を知っておくことは、決してマイナスにはなりません。
まずはご自身の行動や使える予算などを想定し、ある程度計画を立てておくと、お金が足りなくなったり、無駄に両替し過ぎてしまったり、といったことを防げます。外貨を両替するときは、うまく使い切れるよう、用途を明確にしておきましょう。
私たちが普段何気なく使っているお金ですが、国が変わり、貨幣が変わると少し勝手が変わります。両替に関する知識をもって、無駄の出ないようにしたいところですね。
海外に行くにはいろいろな準備が必要になりますが、意外に見落としがちなのが、貨幣の手配についてです。まずはこのページの情報をチェックして、事前準備に役立ててみてくださいね。