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このページでは、エストニア旅行での現金情報や物価についてまとめています。
エストニアの通貨はユーロです。現地での両替は、空港、銀行、両替所で扱っています。レートはよくありませんが、銀行の閉店後や急に現金が必要なときはホテルでも両替が可能です。しかし、日本円は扱っているところが少なく、扱いがあってもレートが悪いので日本でユーロにしていったほうがいいかもしれません。
エストニアの物価は日本に比べれば安く、ヨーロッパの中では激安といっていいです。観光地となっている市街地のレストランなどでも東京で外食するのと同じか少し安い程度。ちなみにビックマックセット は4.87ユーロ、ビール500ml缶 0.92ユーロです。
【ユーロの大体の目安】
1ユーロ=約130円 5ユーロ=約650円 10ユーロ=約1,300円
50ユーロ=約6,500円 100ユーロ=約13,000円
エストニアに行くときは、両替は日本で済ませてくことをおすすめいたします。
クレジットカードが普及しているエストニアでは、現金がなくて困るということもあまりないと思いますが、ユーロの換算レートが非常に悪く、しかも日本円を扱う両替所や銀行は極めて少ないです。また エストニアには、24時間営業のお店は基本的にありません。日本でいうコンビニはR-kioskが該当しますが夜に閉店します。
タリン空港も完全な24時間空港ではありませんので急に両替が必要になった場合など完全に頼り切るのは厳しいかも。
エストニアの料理はなじみがないですが、美味しく量も申し分ありません。家庭的なお店が多く、ミシュラン的な有名シェフの店はありません。
オシャレなカフェもありますが、世界的にどこにでもあるようなチェーン店はあまり見当たりません。
タリンで人気のあるレストランでのお値段は、サーモンのサラダ6.7ユーロ、ポークグリル9.8ユーロ、デザート3.5ユーロ~、と実にリーズナブル。街中のカフェでパンとコーヒーの朝食なら2~3ユーロ、四つ星ホテルが宿泊客用に提供しているモーニングビュッフェなら15ユーロです。
ショッピングセンターの中にある、フードコートやファーストフードは0.95ユーロ~、アイスクリームも1ユーロ~と何もかも安く感じます。ロングステイを考えている人なら、タリン市内の大型スーパーRimiなどでお買い物をして自炊すれば、食費はさらに安くなると思います。
タリン(エストニアの首都)の公共交通機関は、バスとトラム(路面電車)、トロリーバス。朝6時から23時(一部は24時)まで運行しています。
タリンだけを観光するには徒歩で十分ですが、少し離れた宮殿などを観光する場合はバスやトラムを使う必要があります。市民は街の公共交通を無料で使えるので交通費がかかっていないのですが、これは自動車の利用を減らして大気汚染を少なくする取り組みとしてはじめられたそうです。
旅行者におすすめしたいのが、タリンカード。有効期間内は公共交通機関を無制限に無料利用できるだけでなく博物館、美術館へのご入場、観光ツアーへの無料参加その他の割引といった特典を受けることができるカードです。
料金は24時間25ユーロ、48時間37ユーロ、72時間45ユーロです。インターネットサイトや携帯電話で購入できます。
鉄道は、ロシアに行く長距離の路線とラトビア行きの路線が主なので国内の移動にはあまり使うことはありません。
タクシーの料金目安は、初乗3~3.50ユーロ、1kmごとに0.7~0.8ユーロが加算ですが、個人タクシーも多く、外国人に対し不当な料金を請求するケースもあるそうなのでおすすめできません。
観光客の多いタリンでは、ドミトリーから高級ホテルまで種類も豊富で、スタンダードなホテルのツインルームで1泊65ユーロ~130ユーロくらいです。なかには中世エストニアに建造されたアパートメントを丸ごと貸し切っても1泊160ユーロ~なんていうところもあります。数人で泊まれる広さなのでシェアすることでお安く泊まることも可能。
タリンには、このほかにも13世紀に建築された歴史ある邸宅を最新設備で改装し、エストニアで初めて5つ星を獲得したホテルもあります。
伝統としてのチップの習慣はありませんが、観光化が進むにつれチップも受け入れられるようになってきています。チップの習慣は国によって違います。不要の国もあれば払い忘れて追いかけられて請求される国もあります。習慣がないのなら気にする必要はありません。
日本にチップの習慣がないことから難しく感じますが、チップを置く場合には端数を切り上げて払うか1ユーロ程度を目安にすると良いでしょう。
エストニアは日本とは比べ物にならないほどクレジットカードが普及していることは、日本ではあまり知られていません。郵便局で、たった一枚の切手を買うのもカード、大学の売店で0.5ユーロのガムを買うのもカード。エストニアの主要都市では、小さなカフェでの支払いから高級ホテルまで、クレジットカードで賄えるのでたくさん現金を持ち歩く必要はありません。
カードはVISA、Masterカードならほぼどこでも利用可能。アメックスとJCBは使える場所が限られるようです。ただしサインではなく4桁の暗証番号を入力するタイプがほとんどですので、暗証番号は出発前に確認しておきましょう。
エストニアでは、ほとんどの商品に20パーセントの付加価値税とよばれる、日本の消費税にあたる税金がかけられています。
しかし、外国人のための免税制度として旅行者が同一店舗で一定金額以上の買い物をした場合、付加価値税が免除されます。ただし、自己申告が基本ですので本人が手続きを行う必要があります。38.01ユーロ以上のお買い物で14パーセントが免税されます。
手続きはとても簡単ですから、もったいないのでぜひ払い戻しを受けてくださいね。
キャッシュレス経済が浸透しているエストニアでは、少額の支払いから各種クレジットカードの利用が可能です。そのためATMで現金を引き出す機会も少ないと思いますが、機械の使用方法については日本のATMとほぼ同じです。
ただし、残念なことに日本語が表示されるATMはほとんどありません。エストニアの首都タリンではATMが普及しているので、現金を引き出す場所を見つけるのに不自由しませんが、地方では銀行や大きなターミナル駅などに設置してあるので見つけづらいかもしれません。
また、使用するカード会社により1ユーロ+手数料がかかる場合もあります。
物価が高いといわれているヨーロッパの中で、比較的安めの物価なのがエストニアといわれています。しかし、エストニアは給与水準が低いので、エストニアに住んでいると物価の安さというメリットはなくなります。
家賃や人件費も安価で、首都のタリンでも200ユーロ/月くらいから部屋を借りられますし、500ユーロもだせば5~6人で暮らせるような広い家が借りられるそうです。旅行者の視点で見たエストニアの物価は、バルト3国の中では一番の高さですが、フィンランドや日本と比較すると安く感じます。
【コーラ】2.6ユーロ
日本円で300円程度
【たばこ】7ユーロ
日本円で800円程度
【ビール】4.5ユーロ
日本円で600円程度
首都タリンには、日常使いの小さなスーパーマーケットから複合型の商業施設のような大型のショッピングモールまであり、日本より安いものといえば、やはり食料品とお酒。お惣菜やサラダも安く種類も豊富なので食事代を節約したい旅行者にはおすすめです。チョコレートも日本に比べると種類が豊富でとても安いのでお土産にいいです。
エストニアにはカフェが多く、お店によって値段もまちまちですが座って飲めるコーヒーは2~3ユーロが相場。濃厚なチョコレートケーキは5ユーロのところが多いです。 昼間はランチメニューを出しているところも多く3~5ユーロくらいでサラダ&パンのセットやパンケーキがあります。日本のコーヒーチェーンと同じくらいでしょうか。ただし、ケーキもパンケーキも大きくて女性ひとりでは食べきれないかもしれません。
庶民的なレストランだと、スープやサラダは3ユーロ~、メインの肉料理は15ユーロ~、エストニア名物「血のソーセージ」は15ユーロ前後のところが多いようです。予算がない場合は、ハンバーガーショップやピザをテイクアウトするのもいいでしょう。スーパーのパンのコーナーや駅の近くなどにあるお店が多いようです。3~5ユーロで、ボリュームたっぷりです。