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サイパンはアメリカ合衆国の自治領である「北マリアナ諸島」に属する島のひとつです。日本からは直行便で3時間半という短い時間で行くことができ、旅行先として高い人気を誇ります。常夏の島で年間平均気温が28度と暖かく、1年を通して海水浴を楽しめるのがサイパンの魅力。ビーチでのんびりバカンスを過ごしたい方や、スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しみたい方にピッタリの場所です。
サイパンではヤシの木、ハイビスカス、ブーゲンビリアといった植物が多く、マンゴーやパッションフルーツなど南国独特の果物が育つのも特徴のひとつ。また、島内には日本統治時代の名残もあり、日本刑務所跡や慰霊碑など太平洋戦争の歴史が伝えられています。
サイパンの通貨はアメリカドルが使われており、紙幣は100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル、1ドルの6種類。硬貨は100セント、50セント、25セント、10セント、5セント、1セントとありますが、100セントと50セントは一般的に見かけることが少なくなりました。100ドル紙幣や50ドル紙幣の高額紙幣は世界中でニセ札が出回っていると言われ、サイパンでは受け取りを嫌がられたり、小さなお店だと受け付けてくれなかったりします。
サイパンにもチップの習慣はありますが、アメリカ本土ほどシビアではありません。サービスを受けた際に渡すのが常識で、チップが感謝の気持ちの表れです。一般的にレストランやタクシー、ホテルの宿泊などでサービスを受けたときにチップを渡します。サイパンではチップを渡すのは義務ではなく、もしサービスに満足しなかった場合は渡す必要がないのです。チップの目安としては、料金の10~15%ほど。お店によっては合計金額にチップが含まれていることがあるので、伝票をしっかり確認して重複しないようにしましょう。
サイパンもアメリカ同様にクレジットカード社会なので、大手の会社(VISA、Master、American Express、JCBなど)であればほとんど使えますが、稀に利用できないお店も存在します。そのため、多少の現金は持っておく必要があります。また、タクシー代やチップ代としても現金は必要になるので、できるだけ少額紙幣を持っておくほうが無難です。
サイパンでは基本的にクレジットカードが使えますが、場合によっては現金が必要になります。そのため、1~20ドルの少額紙幣はある程度の枚数ずつ準備しておいたほうがいいでしょう。
サイパンでは物価はそれほど安くありません。日本と比べると同じくらいか、それよりも少し高いくらいです。サイパンはアメリカの自治領であり、緑豊かな自然とサンゴ礁の海に囲まれた美しい観光名所として知られる島。観光業が大きなウェイトを占める地域は物資を輸入に頼ることが多いため、その分物価が高くなってしまうのです。
お菓子やおつまみなどは現地のスーパーで手に入れようとすると高くついてしまうので、「旅先でつまむものが欲しくなるかも…」という方は、日本で買っていくのがおすすめです。特に日本のお菓子や飲み物は輸入品として扱われ、サイパンでは3倍くらいの値段になっているので、このあたりの出費を抑えるなら日本で買いだめしたほうが良いでしょう。
また、アメリカ本土と同様、お酒やタバコを買う際には年齢確認のためにパスポートの提示を求められることもあります。ただ、あくまでも年齢確認が目的なのでコピーでもOK。アジア系の方は若く見られがちなので、年齢確認が必要なものを買う場合はパスポートのコピーを持ち歩くと便利ですよ。
サイパン現地での両替はレートが悪いので、出国前に日本国内で済ませておくほうがお得です。銀行や両替サービスの会社で両替ができます。もし銀行や両替所へ行く時間がない場合は、外貨宅配サービスを利用すれば簡単にアメリカドルに両替が可能。また、少額紙幣での両替もできるので、チップ代やタクシー代として1~20ドル紙幣も準備しておくと良いでしょう。
Tギャラリアは免税店のため、世界中の一流ブランド品やコスメ商品などが安く買えるのが魅力です。また、海外限定品やサイパンならではのお土産もあるので、心ゆくまでショッピングを楽しめるでしょう。店内には両替所以外にツアーラウンジもあり、日本語を話せるスタッフが多くいるのも嬉しいポイント。主要ホテルをまわる無料のシャトルバスが出ているので、アクセスも便利です。
場所 | Beach Rd, Saipan, 96950 |
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中国企業の「インペリアル・パシフィック・リゾート」によって運営されている24時間営業のカジノです。サイパンの主要ホテルから無料シャトルバスが出ているので、アクセスの良いカジノです。ドレスコードは緩く、短パンやTシャツといったラフな格好でも入場が可能。ただし、ビーチサンダルのような「かかとが無い靴」は入場できない場合があるので注意しましょう。施設内にはレストランとバーが併設しており、料金は比較的安めです。カジノ内で日本円をアメリカドルに両替する際は、手数料が約2%かかります。
場所 | T-Galleria, DFS, Beach Road, Garapan 96950 |
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サイパン国際空港の搭乗待合室には両替所が2つあります。現金を準備し忘れた場合でも空港内で両替できるので便利。また、日本へ帰国するときに余ったドルを円に両替することも可能です。サイパン国際空港内で両替を済ませておけば、日本に着いてからわざわざ両替する手間が省けてスムーズに帰宅できます。サイパン国際空港の2階には24時間営業のDFS(免税店)があり、日本に帰る前に最後のショッピングが楽しめるのも嬉しいポイントです。
場所 | I Fadang, Saipan 96950 |
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サイパンは人気の高いリゾート地として世界中から観光客が訪れる場所です。だからといって、観光客を狙ったトラブルがまったくないわけではありません。羽目を外し過ぎると危険な目に遭う可能性もあります。サイパンの空港や繁華街では、観光客を狙ったスリやひったくりの被害が多いです。ズボンの後ろポケットに財布や携帯などの貴重品を入れて歩くのはやめましょう。ひったくりに遭わないためには、奪われやすい形のバッグや車道側に荷物も持って歩かないようにするといいです。
また、「短時間だから大丈夫」と日本にいる感覚で貴重品を置きっぱなしにするのもNG。置き引きに遭う可能性が高くなります。サイパンを訪れる観光客はレンタカーを借りる場合がほとんどなので、貴重品を狙った車上荒らしにも気をつけましょう。
もし、不運にもサイパンで何らかのトラブルに巻き込まれてしまったときは、遠慮せず在サイパン領事事務所を頼るようにしましょう。言語に長け、現地の事情に詳しいので、自ら問題を解決しようとするよりもスムーズに事が運んでいくはずです。
場所 | プエルトリコ地区MH1ビル2階201 |
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