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このページでは、日本円を台湾ドルに両替する時の方法やお得な情報についてまとめています。
台湾との時差は1時間程度。飛行機なら3~4時間で到着してしまう近さで、日本人の海外渡航先としてはベスト5に入るほど人気が高い台湾。食費や電車などの運賃が日本よりも安く抑えられるので、旅行の際は金銭メリットを感じやすい国です。
台湾ドルには、紙幣と硬貨があります。よく使われているのは1000元、500元、100元。2000元が一番高い紙幣になりますが、屋台や商店などで使うには不便なため、あまり流通していないようです。台湾ドルは名称が複数あり、ニュー台湾ドルや台湾元とも言われます。紙幣には、元、圓と書かれており、読み方はどちらも「ユェン」、時々「クァイ」と呼ぶ人もいます。
【台湾ドル紙幣の種類】
100元、200元、500元、1000元、2000元の5種類
せっかくの台湾旅行なので、現地で両替する時間を割くより、1秒でも長く観光がしたいですよね。
国内で事前に両替するなら、銀行・外貨両替専門店・金券ショップなどの選択肢があります。銀行はどこにでもあるので利用しやすい反面、口座が必要なところも。金券ショップは銀行よりもレートが安いのがメリットですが、近くに店舗がなければ不便に感じるでしょう。
外貨両替専門店なら銀行より安いレートで、宅配サービスを提供しているのが魅力。手数料が必要な場合がありますが、3万円以上の両替なら手数料無料で外貨宅配してくれる専門店もあります。
どこを利用するにもメリット・デメリットがあるので、自分に合った両替方法をチェックしてみてください。
空港にはいくつか外貨両替ができる銀行・会社があります。外貨は常にレートが変化しているので、ギリギリまで両替を待ちたいなら、空港内の両替所を利用すると良いでしょう。
空港なので安心感がある反面、時間帯によっては行列ができていて両替まで時間がかかることもしばしば。時間を有効活用するためにも、両替所がどこにあるのか下調べしておくのがおすすめです。
日本国内 | 1台湾ドル | 台湾現地 | 1台湾ドル |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 4.88円 | 台湾銀行 | 4.33円 |
GPA | 4.8840円 | 華南銀行 | 4.33円 |
J・マーケット | 取扱休止 | 昇祥茶行 | - |
※2023年02月14日
※手数料などがかかる可能性もあるので、あくまで目安として参考にしてください。
結論からズバッと言ってしまうと、台湾ドルへの両替は現地のほうがレートが良いでしょう。
レートは「1台湾ドルを購入するのに、日本円でいくら払えばいいのか」ということをあらわしています。レートの数字が低ければ低いほど、良いレートということ。
日本で一番良いレートである三菱UFJ銀行では5.0円を払えば、1台湾ドルと外貨両替ができ、台湾の現地にある華南銀行では3.84円での1台湾ドルへ交換できます。
現地で両替するほうがお得ではあるのですが、台湾へ行くのに台湾ドルを1円も持たずに出発するのは、不安が大きいものです。少額でも現地のお金を持っていたほうが、到着直後の移動や食事も安心できます。
日本国内で両替する時の候補になる「外貨宅配」「銀行」「金券ショップ」の3つのサービスをまとめました。両替時のメリットやデメリット、気になる両替時のレートなども紹介します。レートは日々変動するので、あくまでも参考としてご覧ください。
外貨宅配サービスでの台湾ドルレートを4社比較しています。レートをまとめてみました。
外貨宅配 | 円から台湾ドル | 送料 |
---|---|---|
GPA | 4.8840円 | 無料 |
トラベレックス | 4.89円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
JTB | 4.89円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
外貨両替ドルユーロ | 4.547円 | 400円(10万円以上の両替で送料無料) |
※2023年02月14日
外貨宅配サービスを利用する時にチェックするべき点は、送料と手数料。GPAは、少額の両替でも送料無料。その他の3社は10万円以上の両替することで、無料になります。
外貨宅配を利用するメリットは、直接足を運んで待つ必要がないので、手軽に利用できるサービスだといえるでしょう。ただ、あくまでも「宅配」になるため、旅行当日に急きょ両替をすることはできません。
外貨宅配サービスとは、インターネットで両替を予約して、外貨を指定の場所に届けてもらうサービスです。今回、年に2回ほど台湾を愛してやまないマサトさんに、外貨宅配サービスを利用してもらいました。
台湾現地での両替に慣れているマサトさんの反応はいかに?実録レポートをぜひ読んでみてください。
国内の主な銀行6社の台湾ドル両替についてまとめてみました。
銀行 | 円→台湾ドル |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 4.88円 |
三井住友銀行 | 4.89円 |
りそな銀行 | 4.89円 |
みずほ銀行 | 取扱休止 |
SBJ銀行 | 要問い合わせ |
ゆうちょ銀行 | 取り扱い停止 |
※2023年02月14日
上記に記載した銀行は台湾ドルを取り扱っています。しかし、店舗の在庫状況によって、台湾ドルへの両替ができるかどうか異なるようなので、事前の問い合わせをおすすめします。
銀行での外貨両替のメリットは、偽造貨幣が混入することがない点。デメリットはレートがあまり良くないこと。手数料がプラスでかかる場合が多いのです。とくに、高額の外貨両替はおすすめできません。
金券ショップでの台湾ドルのレートを3社比較紹介しています。レートは以下の通りです。
店舗名 | 円から台湾ドル |
---|---|
大黒屋 | 取扱休止 |
J・マーケット | 4.88円 |
Tickety | 要問い合わせ |
※2023年02月14日
金券ショップで台湾ドルへ両替する場合は、問い合わせをしてから店舗へ行くことをおすすめします。
金券ショップで外貨両替をするメリットは、営業時間が長めなので、仕事帰りに寄ってすぐに両替ができること。また、レートが安いことが多いのでお得に両替できます。デメリットは、紙幣や硬貨の種類の選択ができない場合もあること。また、偽造貨幣が混ざっている可能性がゼロではありません。
台湾での外貨両替をすることできる場所は、空港の両替所、市内の銀行、両替してくれるホテルや商業施設などさまざま。それぞれレートや手数料も異なりますが、日本よりもレートが良いことがほとんどのようです。台湾で外貨両替を行なっているなかでも、評判の良い両替スポットをピックアップしてみました。
台湾銀行 | |
---|---|
手数料 | あり |
営業時間 | 9:00~15:30 |
住所 | 桃園市大園区航站南路9号 |
※2023年02月14日
台湾に到着してからすぐにあるのが空港内の両替所。手数料はかかりますが、日本で両替をするよりもお得であることが多いです。台湾の空港に両替所はありますが、ここでは台湾桃園空港にある両替所・台湾銀行を例に紹介しています。
昇祥茶行 | |
---|---|
手数料 | 無料 |
営業時間 | 9:30~23:00 |
住所 | 台北市長春路52号1F |
※2023年02月14日
昇祥茶行は台湾のお茶を購入できるショップ。政府の公認を受け、両替も行なっています。TVやブログで紹介されたことから日本人もよく訪れているそう。店員さんは日本語を話せるので、両替時や事前の問い合わせも可能。夜の23時まで営業しています。
金龍藝品 | |
---|---|
手数料 | 無料 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
住所 | 台北市長春路90号 |
※2023年02月14日
台北にある金龍藝品(チンロンイーピン)。観光客向けのお土産店で、台湾産の民芸品や衣料品などを販売しています。観光ツアーだと必ずといっていいほど立ち寄る場所です。両替ついでにお土産を購入するのも良いでしょう。
台湾の銀行は両替する際の手数料が安い傾向にあります。しかし、銀行で両替をしようと思ったら、コンビニのようにあちこちにあるわけではないので、探す手間がかかるのがネック。また、各種手続きが必要なので時間がかかってしまいます。
なかには、1時間以上も待たされたという人も。手数料が違うとはいえ、長時間待ってまで得をする差額ではありません。観光目的で来ているのに、両替で時間を潰してしまっては本末転倒です。多少、手数料がかかってしまっても手軽に両替してくれるところに頼むのが賢明でしょう。
銀行での両替は、「どうしても手数料を安くしたい」「時間に余裕がある」という理由以外では、あまりおすすめできません。
台湾の市中の銀行が一番レートが良いといわれています。その次に、台湾の空港での両替と、日本での両替です。銀行で両替をする際に気を付けたいのは、手数料が銀行ごとで違う点。「レートが良いから両替しに行ったら、手数料が高くそこまでお得じゃなかった」ということもあります。
一方で、空港は手数料が決まっているので安心して両替できます。日本での両替も、現地より手数料が少なければ利用すべきでしょう。
日本円を台湾ドルに両替する時に気になるのが、「どのくらいの金額を両替すればいいの?」ということでしょう。台湾旅行の内容によって異なりますが、1日あたり1.5万~2万円が目安。2泊3日程度であれば3万円ほど両替していれば十分です。
豪華なレストランで食事や、高級エステなどを楽しむ旅行にしたい場合は、5万円ほど両替するのが◎。それ以上の金額になる場合は、現地で両替することも視野に入れてください。現金だけでなく、クレジットカードも持って行きましょう。
東南アジアなどほかの観光地とは違い台湾の市中には、両替所がほとんどありません。まったくないわけではなく、探せば見つかるというレベルです。
現金がなくなってから両替所を探すのはかなりストレスになるので、所持金が少なくなってきたと感じたら、近くにある両替所を利用しておきましょう。有名な場所であれば、公式サイトで案内が出ていることもあります。
ある程度余裕を持った金額を用意しておくのが、旅行を楽しめる秘訣です。
台湾ドルへの外貨両替をする際に知っておきたいリスクや注意点をまとめています。
現地で両替を行なう際にやはり気になるのが偽札。外国の紙幣や硬貨は見慣れないものが多く、偽札とは分からないこともあります。実際に偽札被害などの事件も起こっているので、注意が必要です。偽札かどうかは、ホログラムの位置や、透かしの有無で見分けることができます。
台湾への台湾ドルの持ち出し、持ち込みには制限があります。その上限額は10万台湾ドル。日本円にするとおよそ36万円です。台湾にそれ以上の持ち込みや、持ち出しを行なうには中央銀行への許可証の申告が必要になるので注意が必要。
台湾では偽造通貨の防止のために2002年7月1日に新紙幣にすべて変更され、旧紙幣は使用できなくなりました。法律により流通が禁止されています。もし2002年以前の紙幣を持っているなら、銀行で新紙幣への両替を行なうことをおすすめします。
台湾ドルへの外貨両替は、現地での両替のほうがお得で便利なようです。しかし、現地へ行くまでに何かトラブルがあった時の場合に「お金を持っていない」ということは、想像以上に不安なことです。万が一、何かあった時のために備えて、日本で少し両替してから、現地へ向かったほうが良いでしょう。