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このページでは、フィンランド旅行での現金情報や物価についてまとめています。
フィンランドの主な通貨はユーロです。ユーロはヨーロッパ諸国において、共通として使用されている通貨になります。
【ユーロの大体の目安】
1ユーロ=約130円 5ユーロ=約650円 10ユーロ=約1,300円
50ユーロ=約6,500円 100ユーロ=約13,000円
フィンランドへ旅行に行く際は、現金とクレジットカードを上手く活用するのがポイントです!
現地での両替は、空港やショッピングセンター内にある両替所、銀行、郵便局で可能です。
国際線のある空港には両替所がたくさんあり、比較的レートが良いです。またヘルシンキなどの都市では、駅構内やショッピングモール内などに両替所があります。しかし、地方都市では両替所がないところもあり、銀行の窓口を利用して両替します。小さな銀行では日本円からの両替を行っていないところもありますので要注意。また、週末は休みになってしまうので平日だけの利用です。
この他にも、ホテルのフロントで両替することができますがレートはとても悪いです。あくまでも緊急用とお考え下さい。
どこで両替するにせよ、ユーロは日本で両替した方がお得に両替できますよ。
ユーロの最大紙幣は500ユーロですが、市場であまり見かけることはありません。
フィンランドでは100ユーロ以上の紙幣で支払いを行なう場合、断られてしまうことが多いため、両替をする際は細かい額の紙幣を多くもらうようにしましょう。
フィンランドはカード社会です。たとえばスーパーで1ユーロの品物を買う場合、クレジットカードで支払いを行なうのは決して珍しくありません。お店の店員さんも嫌がることなく対応してくれます。
お金の使いかたをコントロールできる人は、多額の現金を所持するよりも、カードのほうが盗難対策しやすいので便利といえます。
またVISAやマスターカードなどの国際ブランドは、ほとんどのお店で使用できます。ただし、バスや路面電車などの交通機関では、運賃支払いが現金でしか対応できないところもあるので、ある程度の現金を持っておくとスムーズです。
クレジットカードを持っていく際に注意しておきたいのが、カードのブランドです。
フィンランドでは、VISA、MasterCardが一般的。一方で、JCBやAmerican Express(アメックス)が使えるところは多くありません。カードでの支払いには上限もありますし、紛失や盗難のリスクを考えると、VISAとアメックスを両方持っておくと安心ですね。
フィンランドをはじめとする北欧は、世界有数のカード社会。現金流通がまったくないわけではないのでたいていのお店では現金も使えますが、駅に関しては「切符を買おうとしたら、ユーロ紙幣が使えるところがなくて困った(コインを入れるところはあるのに!)」という観光客の声もよく耳にするほど、カードの利用が一般的です。フィンランド旅行の際は、クレジットカードやデビットカードをメインの支払い方法として選ぶのが良いでしょう。
フィンランドはとても治安の良い国ではありますが、必ずしも安全というわけではありません。人通りの少ない暗い道は決して歩かないようにし、貴重品をしっかり管理することで、トラブルに巻き込まれる可能性が少なくなります。
観光シーズンになると、観光客を狙った軽犯罪の件数が上がり、都市部を中心に窃盗やトラブルが多く発生します。一目で観光客とわかるアジア人は、特に注意したほうがいいでしょう。
現地で起こるトラブルとして最も多いのは、レストランやカフェ、ホテルに行った際、席をとろうと置いた荷物が置き引きされることです。フィンランドの人達は置き引きという感覚に対してとてもルーズなので、平気でかばんや所持品などを置いて席をとります。その雰囲気に「あ、大丈夫なんだ」と思って大事なかばんを置いてしまうと、戻ってきたときに取られている危険性があります。なので外出しているときは、常に肌身離さず持つようにしましょう。
他にも、マーケットなど狭い通路が続く場所で買い物をしたとき、すれ違いざまにこっそり貴重品が盗られることもあるので注意です。
旅行を楽しむことも大事ですが、気を緩めすぎない程度に満喫しましょうね!
日本の消費税にあたる付加価値税が24%のフィンランドでは、何をとっても日本より高いと感じる滞在中、毎日レストランでは食費は大きなダメージになります。
フィンランド人は家庭で食事を取る事がほとんどで、レストランは特別な日に奮発して利用する場所なので日本のように安くておいしい飲食店を探すのはむずかしいと思います。
そこで利用したいのが、カフェやファーストフードです。ボリュームのあるランチでも8ユーロくらいからありますし、マクドナルドなどであれば4~8ユーロほどで食べられます。また移民の人たちが経営する屋台でピザやケバブく7ユーロでお腹いっぱい食べられます。
もっと節約したい方は、キッチン付の貸しアパートに滞在して自炊はいかがでしょうか。宿泊費も節約できます。自炊とまではいかなくても、スーパーマーケットでお惣菜を買うのも節約になります。とはいっても、野菜や果物などの食品の税金が14%、チーズやパンは日本より安いものもあります。でも、せっかくだから高くても一度はレストランに行きたいとお考えでしたら、ランチは20ユーロから、ディナーは50ユーロからが目安のようです。
フィンランド国内の移動には、飛行機、電車、バス、船、タクシーなどがあります。
タクシーは、初乗り料金が5ユーロからで、1キロごとに1.3ユーロ加算されます。しかも人数が増えると加算される料金が増えるので、日本のように割り勘で安くなるということはありません。観光の拠点となることが多いヘルシンキの市内の移動であれば、割高なタクシーや路線が複雑で、わかりにくいバスはさけてトラムを使うほうが便利かもしれません。街に慣れてきたらトラムと同じ乗り放題のチケットで地下鉄、バスなども利用できますので購入しておいても無駄になりません。
ヘルシンキの公共交通機関が乗り放題になる切符「デイチケット」は、24時間有効で8ユーロ。1回券が2.8ユーロです。旅のプランにあわせてお得な法を購入してください。
ヘルシンキには、もうひとつ旅行者向けの「ヘルシンキカード」というのがありますが、こちらは公共交通機関が乗り放題のほかに主要観光スポットが入場無料という特典が付いてきます。
ただし、ヘルシンキの主要な観光スポットは入場料が無料なところも多いので、目的地の情報を確認してからの購入してください。
「デイチケット」は駅の自動販売機、キオスクで購入できます。「ヘルシンキカード」はオンラインで日本から予約も可能、現地では観光案内所、空港、駅の他、ホテルでも販売されているそうです。
ヘルシンキのホテル代の相場は、2つ星なら50ユーロ前後、5つ星なら200ユーロ前後といわれていますが、物価の高いフィンランドで宿泊費を抑えたい場合にはユースホステルが最適。価格は1泊20ユーロ~で共同キッチンもあるから自炊も可能です。基本的に男女分かれていますが、心配な方は予約時にきちんと確認してください。
個人的におすすめなのが、サウナや暖炉のあるアパートメントホテルです。一般的なアパートを宿泊できるように改装したものですが、キッチンや食器、基本調味料などもそろっているので地元のスーパーで食材を買って自炊も可能。1泊70ユーロくらいから探すことができます。
また、都会の喧騒を逃れて自然のなかで過ごしたい、という方には田舎や国立公園にある伝統的なコテージを1棟貸し切りというのはいかがでしょう。1泊60ユーロからとリーズナブルなところもおすすめの理由です。
夏はムーミン一家のように湖や川あそびをしたり、冬は暖炉に薪をくべて親しい人とくつろいだり、ここでしか経験できない楽しみもたくさんありそうです。もちろん自炊できるキッチンやサウナも付いています。
フィンランドにはチップの習慣はありません。レストランでもホテルでもタクシーなどすべてサービス料込みの金額なのでチップは不要。日本と同じようにお会計だけすればいいんです。
もちろん、チップを渡したいときもありますよね。そんなときは、感謝の言葉だけで喜んでもらえるのが、チップを気にせず旅行が楽しめる国フィンランドです。
気持ちとして少額のユーロをテーブルに置いたけれどチップと気づかず、そのままになっているというケースもあるそうですから、習慣のない国で無理に払う必要はありません。また、公衆トイレなどで0.5~1ユーロ支払っていたこともあったようですが最近はデパートやショッピングモール内のトイレなども無料化の傾向にあるそうです。
フィンランドでは、ほとんどの商品に24%の付加価値税がかけられています。フィンランドは消費税率が高い国として知られていますが軽減税率を採用しているので、食料品や医薬品などは低い税率になっています。
観光客のための免税では、一店舗40ユーロ以上の買い物をした場合、9.8~16%の消費税が戻ってきます。タックスフリー加盟店で40ユーロ以上のお買い物をしたら、簡単な手続きで払い戻しを受けることができるので、免税書類は必ず発行してもらいましょう。
空港の免税カウンターが混雑すると時間がかかりますので、手続きがある場合は時間に余裕をもって空港に行きましょう。また、時々、商品を見せるように言われることもあるので、チェックインの前に手続きを行ってくださいね。
他のヨーロッパの国のように、フィンランドでも街の路面で頻繁にATMを見かけます。ショッピングモールや小さなスーパーなどにもあります。
「Otto」というATMが多く、最近はそれ以外のATMも出てきましたが「Otto」のオレンジ色のATMは圧倒的に多いのですぐに見つかると思います。「Plus」マークのついたカードならここから現金が引き出せます
24時間利用可能で、手数料はフィンランドで発効されたカードの場合は0ユーロですが、海外発効のカードはカード会社ごとに手数料が異なります。カードにキャッシング機能が付いているか出発前に確認しておきましょう。
使い方は、日本のものとほとんど同じ。カードを挿して、暗証番号と金額を入力すれば現金を引き出すことができます。フィンランドの治安に問題はありませんが、暗証番号を入力する時、お金をおろす時は、背後に気をつけるようにしましょう。 。
フィンランドでは、付加価値税が24%もかかっているので、日本と比べると何もかも高いように感じます。食料品は税率が低くなっていますが、それでも高いと感じます。アルコールも高いです。他のヨーロッパの国では、スーパーの食品価格だけは安くて、さらに日本と比べると格段に安い食品なども多いので旅の節約にはとても役立ちます。
しかし、特にレストランや他の外食(ファーストフードまで高い)ホテルの宿泊代、タクシーなど、税金だけでなく人件費も高いフィンランドは、旅行者泣かせの値段ばかり。たとえ高額な税金でも、支払い続けている国民は行き届いた高度福祉サービスの恩恵にあやかる機会もあるでしょうが、この税金分が消費財の価格に転嫁されて物価が高くなっていると考えると、フィンランド旅行はお財布に余裕がないとつらいですね。
【コーラ】2.6ユーロ
日本円で300円程度
【たばこ】7ユーロ
日本円で800円程度
【ビール】4.5ユーロ
日本円で600円程度
ヨーロッパ諸国の物価を比べると、モノによってバラつきがあるので「ならせば日本と似たようなもの」という印象になりますが、フィンランドに行くと日本と比べても高いので驚いてしまいます。
ランチでも平日は15ユーロから、マクドナルドですませるにもセットで8ユーロ(1,000円程度)もします。外食は贅沢とされるお国柄の為、ローカルレストランでさえディナーは30ユーロ以上かかってしまいます。
お酒も高いですが、困るのはペットボトルの飲み物。他のヨーロッパ諸国や日本より高く2ユーロもします。幸いなことに水道の水が飲める国なので、水分補給は水で我慢。スーパーのお惣菜で節約する場合でも、値段は日本と同じくらいか少し高く、免税対象にはならない税金も一緒に払うと思うと理不尽な気もします。物価の高さを考えていると、なんだか貧しい気持ちになりそうです。
フィンランド旅行中、何か困ったことが起きてしまったときは、すぐに在フィンランド日本国大使館に連絡し、指示を仰ぎましょう。日本人にとって、現地の言葉や事情に明るい大使館の存在は、非常に心強いだと言えます。
場所 | Unioninkatu 20-22, 00130 Helsinki(Havis Business Centerビル5階) |
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