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このページでは、イスラエル旅行におけるポイントを紹介しています。
なお、日本とイスラエルとの時差は7時間(イスラエルが7時間遅れ)。イスラエルでのサマータイム導入時は時差が6時間です。
イスラエルの通貨「シェケル」は、紀元前3000年のメソポタミア発祥と言われている、非常に古い歴史がある通貨です。ただ、日本円からの両替に関しては、イスラエル国内では対応しているところが少なかったり、レートが悪かったりすることがあります。そのため、可能であれば前もって日本で両替をした方がいいでしょう。日本国内においても、イスラエルシェケルへの両替に対応しているサービスは徐々に増えてきています。
2019年9月13日から、成田空港内にある「GPA外貨両替専門店」において、イスラエルシェケルの両替ができるようになりました。成田国際空港株式会社のグループ会社で、成田空港の外貨両替専門店として10年以上運営しており、年間で100万人以上の利用者がいるという、しっかりした母体と実績がある両替所です。 日本国内でイスラエルシェケルを取り扱っている両替所はここだけ(2019年9月時点)なので、成田空港で両替ができるのであれば、GPAを利用しましょう。
もし成田空港が利用できないのならば、「GPA外貨両替専門店」が提供している外貨宅配サービスを利用するのも一つの方法です。24時間対応で、配達先は自宅・職場などを指定できるので、プライベートでの旅行はもちろん、社員旅行・出張で外貨両替が必要になった際にも便利です。
イスラエルシェケルは、もちろんイスラエル国内で入手することも可能です。現地の空港や街には、ATMや銀行・両替所があり、そこで両替ができます。
ただ、日本円を取り扱っているところはあまり多くなく、たとえ取り扱いがあったとしても、レートはあまり良くないようです。その他の手段としては、一度アメリカドルやユーロを経由してイスラエルシェケルに両替する、クレジットカードのキャッシングサービスを利用する方法などがありますが、いずれにしても、手間や手数料、金利のことを考える必要があるでしょう。
イスラエルの通貨は「シェケル」ですが、場所によってはアメリカドルが利用できるところもあります。アメリカドルからイスラエルシェケルへの両替も銀行や両替所で対応しているので、アメリカドルを準備しておけば、何かあったときに困らなさそうです。
細かい買い物をするなら、1ドル紙幣を多めに持っていっておくといいでしょう。なお、現地でアメリカドルを使って買い物などをした場合、おつりはアメリカドルではなくイスラエルシェケルで返ってきます。
現地に滞在する際に、気になるのは物価。イスラエルの物価は日本と比べて、食べ物などはやや割高になっているようです。以下、それぞれの項目についておおまかな物価を調べましたので、紹介していきますね。
イスラエルの物価でまず感じることとしては、食費が日本と比べて割高だという点です。ファストフード店の同じメニューでも日本より3割ほど高くなっていますし、ポテトチップスやケバブサンド、ウエハースやジュースなどは、2倍近い値段のものもあるくらいです。
特に、国内有数の都市であるテルアビブ中心部では、パスタ一品で40シェケル(1200円くらい)、サンドイッチと飲み物でを一緒に頼んで50シェケル(1500円くらい)と、かなり値段が高い印象です。
イスラエルでは、国の方針として交通費が安く設定されており、あまりお金をかけずに移動ができます。たとえば、電車であれば1時間乗っても16シェケル(約500円)程度。
ただ、電車自体はあまり本数がないということもあるので、移動に関してはタクシーを使うのがいいかもしれません。タクシー運賃の一例を挙げると、ベン・グリオン国際空港からテルアビブ市内中心地まではおよそ30分、運賃は100シェケル(約3000円)程度です。
イスラエルの宿泊費は、選ぶ宿のグレードによって変わります。
普通の1人用ホテルであれば、安ければ160シェケル(約5000円)程度からあり、最も高いところであれば、1泊5000シェケル(約15万円)程度です。
また、ドミトリーは非常に安く、60シェケル(約1800円)ほどで宿泊できるところも。予算や目的、旅であればスタイルに応じて、宿を選んでいきたいところですね。
イスラエルでは、チップを支払う文化があります。たとえばレストランでは、請求書に「Service is not included」などと書かれている場合は、料金の10?15パーセント程度のチップを払うのが一般的です。
ただ、料理やサービスに不満があったときなどは、5パーセント程度でも構わないとか。
タクシーでは基本的にチップは不要ですが、もし渡すのであれば、サービスに応じて支払うようにしましょう。ホテルでも基本的にはチップを払う必要はありませんが、荷物を持ってくれた人などに支払うと、喜ばれます。
いずれにせよ、現地での滞在を気持ちのいいものにしたいということであれば、チップ文化に対応して、適切に支払っていきたいところですね。
イスラエルでも、海外滞在時における基本的な防犯意識は持っておくべきです。財布やカメラ、貴金属類などは外で見せないようにしましょう。財布は後ろポケットに入れておくと、スリに遭いやすくなるので注意が必要です。
また、できるだけ複数で行動する、歩堂では真ん中を歩くようにする、鞄は肩からかけるようにして、必ず体の前で持つなどの自衛も大切です。不要なトラブルを避けるためにも、「自分の荷物は手放さない」を忘れないようにしましょう。
イスラエルの中でも、西岸地区のアラブ人都市、ガザ地区周辺などは、まだまだ治安が不安定な状況です。そうした地域にうかつに近づくと、大きなトラブルに巻き込まれかねません。どうしても訪れる必要がない場合を除いて、できるだけ近寄らないようにしましょう。
イスラエルの大都市圏ではバスが整備されていますが、エルサレムの旧市街などは車両が入れない場所が多く、徒歩移動が増えます。歩きやすい服装や歩きやすい靴を履いていくのがいいでしょう。
また、防犯の面から、あまり高価な貴金属や時計などはなるべく身につけないようにしましょう。
メアシェアリム(イスラエル市)など、イスラエルの中でもユダヤ教の戒律を厳しく守っているユダヤ人居住区では、祝祭日、安息日にはレストランやお店が閉まったり、ホテルではエレベーターが動かなくなったりするなど、さまざまな影響があります。
そうした日に騒ぐのはトラブルの元となるので、気を付けましょう。自動車を乗り入れる、写真を撮影するなどの行為も、慎む必要があります。
宗教の教えが根付き、厳しく守られている地域では、服装にも気を付ける必要があります。シナゴーグ(ユダヤ教)、モスク(イスラム教)、教会(キリスト教)といった宗教施設では、肌の露出の多い服装では入場できない場合があります。そうした場所に対応できるような服も、あらかじめ用意しておいた方がよさそうです。
イスラエルのほとんどのレストランでは、ユダヤ教の律法に基づいた食事規則が今も守られています。
そのため、自分の判断で食べ物を持ち込んだりすると、トラブルを招きかねません。たとえば、旧約聖書の教えが拡大解釈され、肉と乳製品を同時に食べることが禁止されていますし、肉料理を食べているときにミルクを頼んでも出してもらえません。また、豚肉を食べることが禁止されている、魚介類はヒレと鱗のあるものに限るなど、さまざまな注意点があります。
イスラエルの電圧は230ボルト・50ヘルツで、日本の電気製品を使用する際には変圧器と変換用差し込みプラグが必要です。差し込みプラグの形状はB・C・SEタイプとなります。
変圧器や変換用差し込みプラグは家電量販店などで販売しているので、事前に用意して持参するようにしましょう。また、ヘアドライヤーはほとんどのホテルで用意されていますが、一部ないホテルもあるので、気になる方は持っていっておくといいでしょう。
イスラエルは、入出国の手続きが非常に厳しく、時間もかかることで知られています。その理由として、イスラエルという国に関わるさまざまな事情が挙げられます。
イスラエルは建国から今日に至るまで、ユダヤ教を信じるユダヤ人、イスラム教を信じるアラブ人との間で、幾度となく争いが繰り返されてきました。現在は落ち着いた状態となっていますが、未だ緊張状態であることに変わりはありません。
トラブルというものは、何がきっかけで起きるか分かりません。そのため、可能な限りその芽を摘むよう、警備や安全に対する意識が高く、厳しいチェック体制が敷かれているのです。国内においてがもちろん、国外から新たな火種を持ち込もうとする動きにも警戒を払っていることから、国外からの渡航者にも非常に厳しいチェックが行われています。
イスラエル入国時の手続きは以下の通りです。
イスラエル出国の際には、セキュリティーチェックなどでかなり時間がかかるため、3時間前には空港に到着しておくことが推奨されています。
出国時の手続きは、以下の流れで行われます。