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このページでは、スロベニア旅行での現金情報や物価についてまとめています。
中央ヨーロッパにあるスロベニア共和国は、日本の四国と同じくらいの面積を持つ国です。2017年1月時点で206万以上が暮らしています。首都はリュブリャナ。2007年1月より紙幣・通貨はユーロに変わりました。
紙幣の種類は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロの7種類。硬貨は1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロがあります。ユーロ高価の裏面にはスロベニア独自の絵柄が施されており、国民的詩人やトリグラフ山などが描かれているのが特徴です。
残念ながら日本円からユーロへの両替は現地でできないため、出国前に日本国内で済ませておくのが安心でしょう。
一方、VISAやMastar Cardなど、海外でも使用可能なクレジットカードを持っている方はキャッシング枠を利用して現地のATMでユーロとして引き出すことができます。スロベニア国内の観光地はクレジットカードを使えるお店が多いため、万が一の際にはカード払いも可能です。
【ユーロの大体の目安】
1ユーロ=約130円 5ユーロ=約650円 10ユーロ=約1,300円
50ユーロ=約6,500円 100ユーロ=約13,000円
スロベニアで働く方々の月収は平均1000ユーロ(日本円にして13万円)程度で、他の旧ユーゴスラビア諸国と比べると経済的に安定しているのが特徴の国です。その分、物価は高くなる傾向にありますが、フランスやイギリスに比べると安いほうです。
旅行中はほとんどの方がレストランに入るでしょうが、スロベニアの価格設定はほとんど日本と変わりません。カジュアルなレストランでも1人前で約6~9ユーロ、オシャレなレストランなら1人20ユーロ程度です。1食あたり800円以上かかると見積もっておきましょう。
スロベニア国内の観光地は、首都であるリュブリャナやブレッド湖がメインになります。どちらも距離は近いので、公共交通機関を利用することは他国に比べて少ないでしょう。ちなみにローカルバスに乗車する際は1回あたり約1ユーロとリーズナブルなのでおすすめです。
交通費を抑えながら効率良く市内を移動したいという方は、自転車レンタルを検討してみてください。スロベニアはあちこちで自転車レンタルをしていて、移動の際に便利です。1日あたり15ユーロ程度でレンタルOKなので、主要な観光地を回る予定があれば利用してみてはいかがでしょうか。
ホステル(ゲストハウス)であれば1泊あたり約20ユーロ、郊外のペンションやホテルなら1泊あたり40~60ユーロになります。スロベニアは観光地として人気があるため、観光しやすい立地にある宿泊施設やグレードの高いホテルは1泊あたり80~120ユーロです。
長期間スロベニアに滞在する予定があり、リーズナブルに宿泊したいなら日本円で3,000円程度で泊まれるホステルがおすすめです。1~2泊ほどであれば1万円前後と高額になりますが、観光しやすいリュブリャナのホテルを探してみると良いでしょう。
以前まで、スロベニアにはチップの習慣がありませんでした。しかし最近では海外からの観光客増加にともなって、チップの風習が見られるように。とくに観光地ではチップを渡すことが普通になりつつあります。
ホテルやレストラン、タクシーはもともとの料金にサービス料が含まれているため、チップの必要はありません。チップを渡すのは料金にサービス料が含まれていない場合、またはサービスが良くて非常に満足した場合のみで良いでしょう。
チップはホテルであれば1~2ユーロ程度。レストランの場合は料金の10%程度が目安になります。料金にサービス料が含まれている場合は小銭や少額のおつり程度で構いません。
日本ほど浸透していないものの、お店のほとんどでクレジットカードが使用できます。特に観光地のお店やホテル、レストランでは問題なく使用できるでしょう。メジャーなクレジットカードはVISAとMasterCardの2種類。そのほかMaestroをはじめとするデビットカードも使用OK。JCBは使えるお店が少ないため、注意してくださいね。
クレジットカードが使えないお店は、小さなバーやドリンクの提供がメインのカフェぐらい。ですが、スロベニアではクレジットカードやデビットカードよりも現金派の人が大多数を占めています。念のため、ユーロも持ち歩いていたほうが良いでしょう。ユーロへの両替はスロベニア内には両替所がほとんどないため、日本で済ませておくのがベストです。
スロベニアの商品の金額には付加価値税が含まれています。税率は商品によって異なり、食料品・医薬品・美術工芸品・書籍は9.5%、そのほかの商品には22%の付加価値税がかかります。
旅行でスロベニアを訪れた場合は免税制度が受けられるので要チェック。免税対象は同じお店で50.01ユーロ以上の商品を購入し、未使用の状態で日本で持ち帰る場合のみです。ホテルの宿泊費やレストランでの食事、たばこやアルコールには免税制度は適用されません。
税金の還付を受けたい場合は購入時に書類を作成してもらう必要がありますので、覚えておきましょう。
【コーラ】2.3ユーロ
日本円で300円程度
【たばこ】4.4ユーロ
日本円で560円程度
【ビール】2.5ユーロ
日本円で320円程度
スロベニアはヨーロッパのなかで見ると物価が安い国です。日本と比べるとやや安め~同程度。周辺諸国と比べると、イギリスやフランスより安め。お隣のクロアチアやスロバキア、ポーランドなど周辺の東欧諸国よりは高めといった傾向がありました。ヨーロッパと聞くと物価が高いと思われがちですが、スロベニアなら安価でヨーロッパ旅行を楽しむことができます。
国内でもエリアによって物価が変わり、観光地では少し高めに設定されているようです。人気の観光地から少し外れたホテルを利用するだけで、費用がかなり抑えられることも。また地元の人が利用するマーケットや穴場の観光地を訪れてみると、お得にショッピングを楽しめるかもしれません。