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このページでは、ラトビア旅行での現金情報や物価についてまとめています。
ヨーロッパ北東部に位置するラトビア。バルト海に面しており、バルト三国の1つとして数えられます。首都はリガで、ラトビア内最大の都市。さらにバルト三国のなかでも最も総人口が多い、活気あふれる街です。
ラトビアの公式通貨は、2014年にラッツからユーロに変更されました。ラトビア語読みにするとユーロは「エイロ」、補助通貨のセントは「ツェント」になります。
ラッツは現在では使用されていませんが、その絵柄の可愛さからラトビア内のコインショップや市場で販売されています。絵柄は雪だるまやハリネズミ、きのこ、松ぼっくりなど。ラトビアにまつわる絵柄がデザインされているので、お土産としてもおすすめです。
両替はホテルや郵便局、銀行、規模の大きい駅などで可能。主要都市であれば市内の至るところに両替所が点在しています。ただ閉店時間は19時と早めですので、要注意。最もおすすめなのは、日本で両替を済ませておくことです。わざわざ両替に行かなくて済みますし、両替所の時間を気にする必要もありません。また、両替レートを考慮しても日本で済ませておくのがお得です。
【ユーロの大体の目安】
1ユーロ=約130円 5ユーロ=約650円 10ユーロ=約1,300円
50ユーロ=約6,500円 100ユーロ=約13,000円
ラトビアはヨーロッパのなかでも特に物価が安く、リーズナブルに旅を楽しめる国です。食費はランチであれば3~5ユーロ程度。たとえばサンドイッチとコーヒー1杯なら3.5ユーロ程度で済ませることができます。
人気観光地にあるレストランだと少し高めに値段設定されていますが、それでも6~8ユーロ程度と見積もっておけば問題ありません。ちょっと贅沢なランチでもだいたい11ユーロ。レストランでのコース料理でも20~25ユーロあれば十分です。
またラトビアの食事はリーズナブルで美味しいと好評。食費事情を調査しているなかでも、「ご飯が美味しくてつい食べ過ぎてしまった」という声が見つかりました。
ラトビアでの交通手段はバス・トロリーバス・ミニバス・路面電車が基本。チケットには回数券と時間制切符の2種類があります。どの交通手段でも同じ切符が使えるので、初めてラトビアを訪れる方でもすぐに慣れるでしょう。
また、料金は移動距離に関わらず一律です。それぞれの料金は以下の通り。
回数券
時間制切符
切符はキオスクやスーパーなどに設置されている自動券売機で購入できます。車内で運転手から直接購入することもできますが、一律2ユーロと割高なので事前に購入しておくのがオススメです。
せっかく旅行に行くなら利便性が良い市街地に宿泊したいところ。ラトビアは物価が安いため、首都・リガの市街地でも十分リーズナブルに宿泊することができます。
たとえば中級ホテルのダブルルーム1室の相場は25ユーロ~。もうちょっと奮発すれば、75ユーロ(日本円で1万円程度)で十分良い部屋に宿泊できるでしょう。150ユーロ(日本円で2万円程度)出せば、5つ星がつくような高級ホテルに宿泊できます。
普段よく海外旅行される方なら、「北ヨーロッパに宿泊する際の3~4分の1程度で同レベルのホテルに宿泊できる」と言うと、費用感覚を掴みやすいかもしれません。
ラトビアには、基本的にチップを渡す習慣がありません。最近では観光客の増加にともなってチップを渡す風習が少しずつ広まってきましたが、当たり前というほどではないようです。とくに渡したい理由がなければチップがなくても構いませんので、覚えていてくださいね。
チップを渡す場合、金額は少額のお釣りや1ユーロ札程度で十分です。もちろん、満足度によっては額を増やしてもOK。他の国と違い「チップは会計の10%程度」といった細かなルールはないので、気軽に対応できます。小銭程度のチップでも十分喜んでもらえますので、良いサービスを受けたときは感謝の気持ちとして渡してみてはいかがでしょうか。
リガといったラトビアの主要都市では、小さなカフェやタクシーの支払いでもクレジットカードが使えます。クレジットカードを持っていくならVISAとMasterCardがおすすめ。この2種類のクレジットカードならほとんどのお店で使用できます。反対に、JCBは使えないお店もあるので注意しましょう。
ラトビアではクレジットカードの暗証番号を入力するとき、店員さんがちゃんと目線を反らしてくれます。そういうマナーが広まっているので、クレジットカードの使用も安心。支払いのほとんどをクレジットカードで済ませる場合、用意する現金は2~3万円程度で十分です。
ラトビアはユーロ加盟国なので、税金にはEUの定める付加価値税VATが適用されています。税率は食品・書籍・薬品・子ども用品は12%、そのほかの商品は21%に設定。レシート上でPVNと記載されている数字が税金の額です。
旅行でラトビアを訪れた場合は免税対象となります。条件は同一のタックスフリー店で44ユーロ以上の買い物をしていること。免税をきちんと申請すれば、食品なら6%、それ以外なら16%分の税金が返ってきます。合計すると意外と大きな額になることも珍しくありません。
免税を受けたい場合は購入時の申告が必要です。手続き自体は簡単なので、ぜひ活用しましょう。
【コーラ】1.80ユーロ
日本円で234円程度
【たばこ】3.5ユーロ
日本円で450円程度
【ビール】2.00ユーロ
日本円で257円程度
物価が高いヨーロッパ。なかでも北欧は、特に物価が高いイメージがありますよね。ですが、ラトビアを含むバルト三国の物価は北欧の一部とは思えないほどリーズナブル。地元の人が訪れるマーケットやレストランなら北欧の半額程度の費用感です。
バルト三国のなかで比較すると、物価が安い順にリトアニア<ラトビア<エストニアと並びます。ラトビアは2番目に物価が安い国。食事も安くて美味しく、75ユーロ程度で贅沢なホテルに宿泊することも!「予算は多くないけどヨーロッパ・北欧旅行を楽しみたい!」という方はぜひ一度検討してみてくださいね。