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【新型コロナウイルスの影響】
新型コロナウイルス感染症の影響により、現在は渡航が制限されている国が大半となっています。ただ、ビジネス目的の渡航が可能である国もあるので、現状がどのようになっているのかは外務省が発表する「感染症危険情報」をチェックしてみてください。感染症危険レベルとして「レベル2(不要不急の渡航の制限)」「レベル3(渡航中止勧告)」など、明確に分かるようになっています。また、渡航先の日本国大使館に記載されている情報から上陸受け入れ状況も把握したうえで、渡航のスケジュールを組むようにしてください。
このページでは、ハンガリーの通貨や物価など、お金に関する情報をまとめて紹介しています。ハンガリーに滞在する予定のある方はぜひこちらの内容を参考にし、お金の使い方などの参考にしていただければと思います。
ハンガリーでは「フォリント(Forint)」という通貨が使用されています。2019年4月の段階で、1フォリントは約0.39円というレート。紙幣は500から2万までに6種類、硬貨は5から200までに6種類が存在します。
フォリントへの両替は基本的にハンガリー国内の銀行や両替所、旅行会社、ホテルなどで行う形になります。観光地にも両替所はありますが、レートが非常に悪いのが難点。市内の両替所を利用するのがおすすめです
日本国内でも大手銀行や羽田空港、成田空港の両替所などであればフォリントへの両替が可能です。入国前に現金を持っておきたいということであれば、前もって両替しておくというのがベター。いずれにしても「入国前にも両替できる」と知っておけば選択肢が増えて、旅の楽しみもひとつ増えますよね。
外貨を両替するのには手数料がかかりますが、日本とハンガリーはそれほど交流がある国というわけではなく、通貨のやりとりもそれほど多くはありません。そのため、両替をするにあたっては多額の手数料がかかってしまいます。両替所によっては10パーセント近い手数料がかかってしまうところもあるほど。そのレートだと、10万円分の日本円を両替しただけで1万円近い額が目減りしてしまうことになります。日本円に戻すときにも手数料がかかるので、両替の際は必要な分だけを両替するようにしましょう。
なお、クレジットカードのキャッシングであれば、手数料は両替所のレートには依存しません。1パーセント台で現地通貨を手に入れられます。ハンガリー・フォリントへの両替はクレジットカードを上手に使うのもひとつのポイントです。カード会社に確認しレートなどを事前にチェックしておくといいでしょう。また、カードで決済ができるところであれば、カードをそのまま使っていくのも手です。
ここからは、ハンガリー国内で過ごす際にかかる食費や交通費、宿泊費などについて紹介していきます。外国に行く際、食事は大きな楽しみの一つ。何がいくらで食べられるのかなどを知っておくだけで、現地に滞在する楽しみもグッと増します。
ハンガリーの主食は「ケニエル」と呼ばれるパン。その他「ポガーチャ」「キフリ」といったパンもよく食べられています。また、パン以外に「リジビジ」というエンドウ豆をお米に混ぜて作ったリゾットなども食べられます。名物料理として食べられているのが、パプリカをふんだんに使った「グヤーシュ」という料理です。
レストランは比較的割安となっており、肉料理でも500円程度から食べられます。高級なレストランであれば当然それなりの値段はかかりますが、安く済ませることも充分可能です。
ハンガリーでは電車やタクシー、バスなど、さまざまな公共交通機関があります。費用に関してはそれほど高くはないので、1週間程度の滞在でしたら、動き回っても1万円分程度のお金をキープしておけば問題ないでしょう。近隣の都市まで電車で移動しても、1等席で1200円程度の金額です。また、タクシーは初乗り280円からとなっています。
ハンガリーでの宿泊費はホテルのグレードによって大きく左右されます。安いところだと、ドミトリーであれば1泊数百円という値段で泊まれるところもあり、とにかく安く抑えたいということであれば工夫していけるでしょう。一般的なホテルであっても、数千円台で充分設備のしっかりしたところに泊まれます。もちろん、高級なホテルであればそれなりの値段はしますが、その分設備も整い、サービスも上質となっているので、予算に余裕があるのであればハイグレードなホテルに泊まることをおすすめします。
ハンガリーはヨーロッパの中でも西側と比べて物価は安くなっている傾向があります。食費や宿泊費に関しても安くなっており、安くすませようと思えば一週間を宿泊費含めて2万円程度で収めることも可能です。
ハンガリーと日本の物価を比較すると、以下のようになります。飲み物は日本と同等かやや安く、パンなどの食在は日本と比べてとても安くなっています。ただ、日用雑貨は多少割高という印象があります。
ハンガリーでも他のヨーロッパ各国と同じく、チップを払う文化があります。レストランなどであれば、サービスに満足したのであれば、料金の10パーセントから20パーセントが一般的となっています。また、ホテルであれば特別な頼み事をしたときなどに、200Ft(80円程度)を支払うのが目安。タクシーに関しては、料金の10パーセントから15パーセントがチップの目安とされています。もちろん、気持ちの良いサービスを受けたと感じたのであれば、その他のところでチップを払ってもいいでしょう。特に長期滞在するホテルなどであれば、チップの量によって少しサービスの質が上がることもあり得ます。
ハンガリーでは買い物に際し、「付加価値税」という税金がかかります。通常の税率は27パーセントと高額になっていますが、穀物や小麦などを使用した製品、商業宿泊施設などは18パーセント、牛乳、卵、鶏肉、豚肉、魚などの食品、医療品、本、セントラル・ヒーティング、飲食店での食事、インターネット接続サービスなど特定の品物・サービスは5パーセントと、税率は品目に応じて大きく変動します。なお、旅行者に関しては1日1店舗限定で免税対象額以上の買い物をした場合、免税書類を発行してもらうことで払い戻しが受けることが可能です。なお、免税対象額は57,001フォリント(約22300円)です。免税書類は自己申告となっているため、買い物をした際には会計の際に「タックスフリー、プリーズ」と伝えるようにしましょう。
ハンガリーは比較的治安がいいとされていますが、最近では日本人を狙った偽警察官による詐欺・窃盗被害が多数報告されているようです。スリや置き引きといったものはどうしてもありますので荷物についてはしっかりとケアをしておく必要があります。また、街を出歩くときは大金を持ち歩かないようにする、パスポートのコピーを持ち歩くなどして、防犯意識をしっかりと持っておくように努めましょう。
国外でトラブルに巻き込まれたとき、言葉の問題もあり、警察がうまく頼れないようなケースも往々にしてあります。そんなときに頼れるのが、ハンガリーにある日本大使館です。日本人の大使館員がいますので、何かあったときにはすぐに相談できます。ハンガリーに長期滞在する際には、万が一のときのために大使館の連絡先と場所は前もって把握しておくことをおすすめします。
場所 | 1125 Budapest Zalai út 7.Hungary |
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