お得に外貨両替を済ませるには?

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トルコ旅行の現金事情

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※2020年10月現在のコロナ情報について

現在、コロナウイルスの感染拡大に伴い、トルコを含め渡航制限されている国がほとんどでです。ビジネス渡航に限り許可している国もある一方、海外旅行は現実的ではありません。海外へ渡航する場合は、外務省HPで発表されている「感染症危険情報」をチェックしたり、渡航先の日本国大使館に記載されている情報から受け入れ状況も把握したうえで慎重に検討してください。なお、外務省で発表している感染症危険情報では、不要不急の渡航を止めるよう促す「感染症危険レベル2」と、目的に限らず渡航を中止するよう勧告している「感染症危険レベル」の地域が大半をしめています。

参照元:外務省(https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/kansen_risk.html

このページでは、トルコ旅行をする際に必要な現地通貨(トルコリラ)と両替するときの注意点や、トルコ国内の物価情報、チップ、税金、現金トラブルの情報などについてまとめています。トルコへ出かける前には、ぜひチェックしてみてくださいね。

トルコの紙幣はトルコリラ

トルコの法定通貨はトルコリラ(YTL)です。日本からトルコへ旅行する時は、日本の法定通貨円からトルコリラへ両替しなければ、現地で買い物できません。

トルコリラの両替は、現地トルコで行うのが基本です。なぜなら日本国内では、日本円をトルコリラへ両替できないためです。また、トルコ国内であればトルコリラへ両替できる場所は、郵便局や銀行をはじめ、ホテルや鉄道、両替所など多数あります。

特に日本からトルコリラへ国際便で向かう時は、空港の到着ロビーにて両替を行うのがおすすめです。現地へ到着した直後から両替が可能。空港で両替し忘れた時や滞在中に追加で両替が必要な時は、イスタンブール市内で両替所を探してみましょう。イスタンブールには、日本のコンビニのように多数の両替所があります。

初めてのトルコ旅行で不安な方は、空港へ到着次第ロビーにて両替を済ませておくと安心です。

トルコ旅行の両替指南書

トルコ旅行は、トルコリラとクレジットカードの併用がおすすめ

初めてのトルコ旅行では、買い物や食事、その他施設利用時の決済方法に不安を抱く方も多いでしょう。また、現金を持ち歩くことに対して、防犯上心配な方もいるかと思います。

トルコ国内の店舗の多くは、VISAとMasterCardの2ブランドに対応しており、特にレストランやホテルなどではクレジットカードが問題なく利用できます。念のためある程度の額を現金で所持しつつ、レストランやホテル、その他買い物では基本的にクレジットカードを使用するのが手軽でおすすめです。さらにクレジットカードの中には、海外旅行保険を付帯しているタイプもあるので思わぬトラブルにも備えられます。

ただしお店によっては、現金のみしか対応していないケースも。クレジットカードだけでなく、現金も持ち歩いておくほうが何かと便利です。

ちなみにトルコを含む海外は、現金を大量に持ち歩いていると盗難や誘拐といった犯罪に巻き込まれる可能性も高いと言われています。そのため、現金を持ち歩く場合にも高額は持たないようにするのが基本です。また、トルコの各両替所によって両替手数料が異なるため、クレジットカードの方がコストを抑えられる場面もあります。

宿泊エリアの治安や物価などを見ながら、クレジットカードと現金のバランスを適宜調整して外出しましょう。

食費・交通費・宿泊費まとめ

トルコ旅行にかかる費用は、一般的に食費と交通費、そして宿泊費の項目ではないでしょうか。ここからは食費・交通費・宿泊費がどの程度かかるのか、費用や注意点について紹介します。予算で悩んでいる方は、特に確認してみてください。

食費

トルコリラのレートは2020年10月14日時点で、1トルコリラ約13円です。2000年代は急激な経済成長に土地価格などが上昇したものの、近年政治および安全保障面での変化から以前より通貨安。そのため、海外旅行者はどの飲食店でも比較的食事しやすい状況といえるでしょう。

外食費の目安は、たとえばマクドナルドのファーストフードで1セット25リラ前後です。2020年10月のレート(1リラ13円程度)で計算した場合、325円と日本のマクドナルドと比較して数10円~100円程度安い傾向となっています。また、トルコの代表的な料理「ケバブ」のレストランは、ケバブ1人前10~25リラですので130円~325円前後となります。

少なくとも外食1回で5,000円程度持ち歩いていれば、スープやサラダ、メインディッシュなど問題なく食事できます。目安としても日本よりも少し安いという意識で、外食を考えてよいでしょう。

なおトルコにはもともと「チップ」の習慣がありません。しかし、ホテルや高級レストランの場合では、数%~10%程度のチップが求められる場合もあるので要注意です。

交通費

トルコ旅行でさまざまな観光スポットで向かいたい時は、公共交通機関の利用も必要。トルコの場合は、バスの普及率が高く、全土をバスのみで移動できます。また、路線や本数も多いので、移動スケジュールを立てやすいのが魅力です。バスの運賃は海外の交通機関を調べられる「country.Bus.h1」によると、路線やバス会社によって変わりますが長距離であれば1回あたり600円~1,000円台となっています。また、イスタンブール市内の路線バスは、1回50円前後のケースもあり非常に安い料金設定です。

主要都市に向かう場合は、トルコ国鉄の利用もおすすめです。トルコ国鉄の運賃は「country.Bus.h1」によると、トルコ北西部のアダパザル から イスタンブールまで270円前後とお手軽な料金となっています。なるべく交通費を抑えいたい方は、トルコ国鉄の利用も検討してみましょう。

なお、トルコではタクシーも利用できますが、正規のタクシー会社に見せかけた悪質ドライバーも存在するため、安全面からはバスや鉄道を移動手段とした予定を立てるのがベターだと言えます。

宿泊費

トルコには多数のホテルがあるので、料金や面積、提供サービスなどから比較検討しやすい環境といえるでしょう。また、宿泊料金は、安いホテルであれば一泊3,000円台から泊まれますし、少しグレードを上げても一泊7,000円や1万円台で朝食付き・プール付きといったサービスのあるホテルに宿泊できます。

また、日本の旅行サイトおよび宿泊予約サイトには、多数の宿泊施設を比較検討したり予約手続きを進めることも可能です。

他にもトルコならではの宿泊施設といえば、「カッパドキア洞窟ホテル」です。世界遺産としても知られているカッパドキアには、洞窟内部にレストランやホテルがあります。そして洞窟内をホテルに改装した施設では、宿泊もできるので自然や非日常感を味わえるのが魅力です。トルコの自然や世界遺産に関心がある方は、カッパドキア洞窟ホテルを検討してみてはいかがでしょうか。

トルコの物価事情

トルコの物価は、1トルコリラ一時90円台まで通貨高の傾向でした。しかし、2008年のリーマンショック以降景気悪化や政治などの影響もあり、徐々に通貨安となっている状況です。2008年や2010年と比較すると、2020年は比較的物価が安く旅行しやすい場所でしょう。

トルコと日本の物価比較

トルコと日本の物価を比較してみると、どの項目でも基本的にトルコの方が安い傾向です。飲み物や食べ物をはじめ、宿泊費や交通費などもリーズナブルといえるでしょう。また、日本よりも料理のボリュームが多く、コスパの良い旅行を楽しむことができます。

  • 【ペットボトル水】1トルコリラ 日本円で13円程度
  • 【コーラ】2トルコリラ 日本円で26円程度
  • 【ファストフード】15トルコリラ 日本円で195円程度
  • 【たばこ】14トルコリラ 日本円で182円程度
  • 【ビール】30トルコリラ 日本円で390円程度
  • 【カフェ、軽食】10トルコリラ 日本円で130円程度
  • 【レストラン】100トルコリラ 日本円で1,300円程度

このようにどのサービス、商品においても日本よりも安いのが魅力です。また、コーラやたばこ、ビールどれも日本よりも安い料金で購入できます。

トルコの物価は、地域によって少し差があります。特に意識する必要はありませんが、グローバル物価調査サイトの「Expatistan」によると、トルコの物価ランキングは次のような状況です。

  • 1位:イスタンブール
  • 2位:イズミル
  • 3位:アンカラ
  • 4位:アンタルヤ
  • 5位:スィイルト

予算をシビアに考えている方や、さまざまな地域へ向かう予定のある方は念のため地域ごとの物価の差を確認しておきましょう。

トルコのチップ制度

トルコには、チップの習慣はありません。そのため、ファストフードやスーパー、カフェなどで基本的にチップを支払う必要はありません。

ただし、レストランやホテル、タクシーなど一部の機関では、チップを求められるケースもあります。たとえばレストランの場合は、注文したメニューの総額に対して10%程度かかることもあるようです。他には、タクシーは支払った金額のお釣りをチップとしていたりホテルのルームサービスに13円~1,300円程度のチップを支払ったりします。

トルコの税金

トルコには日本と同じ様に居住者に対する所得税の他、VAT(付加価値税)なども課せられています。VATはサービスや商品の購入時にかかる税金で、標準税率18%、生活必需品には8%程度の軽減税率を設けています。ただし海外旅行者の場合は、免税手続きによってVATを免除してもらうことも可能です。

免税を受けるためには、サービスを受けた施設や商品を購入した店舗でVAT免除に必要な書類を受け取り、税関で書類を提示してスタンプを押してもらいます。最後に、免税(タックスリファインド)に対応している両替所で編期処理を行う流れです。購入時には一時的にVAT分も支払う必要があるので、多めに予算を考えておきましょう。

トルコでの現金トラブル

トルコは、クレジットカードに対応している国ですが、店側の手数料が高い傾向にあるため現金での支払いを求められることも珍しくないようです。もちろんATMも設置されていますが、日本と違いエラーやフリーズするケースも多くあります。さらに、クレジットカード挿入後に、そのまま取り出せなくなるトラブルもあったり、お店によってはATM内に残ったカードを取り出してくれなかったりすることもあるため要注意です。

初めてトルコへ行く場合は国際都市のイスタンブールや、首都アンキラなど主要都市で買い物を楽しむのもおすすめです。

現地で困った時は「在トルコ日本国大使館」を頼る

トルコでは、現金トラブルだけでなく貴重品や荷物の盗難、詐欺などに巻き込まれるリスクも0ではありません。その場で解決できないような問題の場合は、在トルコ日本国大使館へ頼るのが大切です。

在トルコ日本国大使館では、諸問題の解決やアドバイスなどを行ってくれます。

在トルコ日本国大使館の基本情報

  • 開館時間…9:00~13:00、14:30~17:30(月~金曜日)
  • 電話番号…+90-(0)-312-446 05 00(代表)
  • 24時間緊急電話…+90-(0)-312-446 05 00(代表)
場所 Japonya Buyukelciligi, Resit Galip Caddesi No. 81, Gaziosmanpasa, 06680, Cankaya, Ankara, Turkey
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