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このページでは、大和ネクスト銀行が提供している外貨宅配サービスについて、特徴やメリット・デメリットなどを解説しています。
大和ネクスト銀行は、大和証券グループ本社からの100%出資による新たな形態の銀行です。大和ネクスト銀行では、銀行預金のみを取扱対象として、全国の提携ATMや大和証券の取扱窓口、オンライン口座などを利用して、現金の引き出しや預け入れといったサービスを行っています。
外貨両替としては、事前に開設している外貨預金口座から引き落とした現金を、郵送(ゆうパック)で自宅まで配送してくれる「外貨宅配サービス」を提供しています。
【大和ネクスト銀行の3つの特徴】
★外貨預金口座から引き落とした外貨を両替して自宅へ郵送
★外貨両替の申請には指定の申込書を送付
★外貨の両替内容は既定のパック
大和証券の完全子会社であり、大和証券で取引をしている人にとっては、付属サービスとして便利といえそうです。ただし、事前に外貨普通預金口座を開設していなければならず、即日の外貨両替ができないといった注意点もあります。
大和ネクスト銀行の外貨宅配サービスは、あらかじめ外貨普通預金口座を開設しておき、そこから郵送申込みによって引き落とした外貨を現金として事前に指定している自宅住所まで郵送してくれるサービスです。そのため、サービスの利用には事前の口座開設が必要となり、口座に必要額以上の現金が預けられていることも必要です。
また、申込みは指定の申請書類と封筒を印刷して郵送し、店舗へ申請書が到着してから自宅へ外貨が届くまで、およそ1週間程度を要するとされています。
1回の利用限度額は30万円相当額以下となっており、さらに限度額に関係なく1ヶ月に3回までの利用制限となっている点にも注意が必要です。
紙幣・金種類の指定はできませんが、両替はすべての通貨において、既定の金額パックによる申込みとなっており、例えば「米ドル300」であれば、「50ドル紙幣×4枚、20ドル紙幣×3枚、10ドル紙幣×3枚、1ドル紙幣×10枚」といった内訳になります。ただし、パック内容や金額は予告なく変更される可能性があるので、必ず事前に確認するようにしてください。
すでに大和証券で外貨取引をしている人にとっては、簡単に口座開設を進められて、申込みもしやすい外貨両替サービスといえるでしょう。また、USドルやユーロ、香港ドルなど、5種類の外貨へ両替できるうえ、両替内容は規定のパックを選択して行えるので、分かりやすい点も特徴です。
そのほか、郵送申込みから外貨到着までおよそ1週間か、それ以上の期間がかかったり、両替手数料だけでなく郵送料(1回1,100円)が必要になったりと、実際に利用する際には注意すべきポイントもあるようです。
特に、外貨普通預金口座の残高より少ない金額しか外貨両替ができないため、旅行で十分な額の外貨を必要とする場合は、時間に余裕を持って申込み手続きを進めることが欠かせません。
大和ネクスト銀行の評判はウェブ上に見つかりませんでした。
取扱店舗 | 申込み後に自宅へ郵送(ゆうパック) |
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営業時間 | 銀行業務の営業時間 |
取り扱い通貨 | 最大全5種 USドル、ユーロ、イギリスポンド、オーストラリアドル、香港ドル |
両替上限額 | 30万円相当額以下/1回 |
紙幣内訳 | あらかじめ指定されたパック種類 |
手数料・配送料 | 手数料:通貨によって変動 送料:1回1,100円(税込) |
空港内店舗 | なし |
大和ネクスト銀行の外貨宅配サービスは、あくまでも大和ネクスト銀行の金融サービスに付随したものであり、外貨両替の利便性に特化したサービスではありません。そのため、急に外貨が必要になったり、旅行前に不足を感じたりした時に、すぐ利用できないという点はデメリットでしょう。
しかし、すでに大和証券との取引がある人であれば利用しはじめやすく、状況に応じて使い分けていくことが外貨宅配サービスのメリットを活かすポイントといえそうです。