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このページでは、ポルトガル旅行での現金情報や物価についてまとめています。
EUに加盟しているポルトガルの通貨はユーロ、ポルトガル語読みではユーロ(Euro)をエウロ(Euro)、補助単位のセント(Cent)がセンティモ(Centimo)と言います。
現地で両替することもでき、空港内や首都リスボンの市内にある両替所は便利です。ただ銀行の場合、手数料が高いのでおすすめしません。
【ユーロの大体の目安】
1ユーロ=約130円 5ユーロ=約650円 10ユーロ=約1,300円
50ユーロ=約6,500円 100ユーロ=約13,000円
ポルトガルへ旅行をする際は、事前に両替を行なうことがポイント。またクレジットカートを上手く組み合わせることにより、スマートな旅になること間違いなしですよ!
事前に日本で両替をすると、当たり前ですが現地で両替する必要がないためとても便利です。ポルトガルで両替をする場合は、銀行や街中にある両替所・自動両替機、ホテルなどでできます。現地の両替所のポイントは、手数料が銀行よりも安いと言われていること。逆に自動両替機は、手数料が高いうえ故障している場合もあるので、あまりおすすめできません。両替をするならなるべく両替所で行なったほうが無難といえます。
とはいえリスボンの街頭での通貨の両替所はあまり多くないので、すぐに必要になるくらいの両替は日本で済ませておいたほうがよいでしょう。
両替金額の目安は1日あたり2,000円~3,000円。それにプラスでお土産代を入れるといいでしょう。
現地での利便性が高い小額紙幣での両替を受け付けてくれる、外貨両替宅配サービスを利用するのもおすすめです。
ポルトガルではクレジットカードが使えるお店も多いです。VISAやMASTERカード、ダイナースクラブを併用すれば、紙幣がかさばらずにスマートに使うことが可能です。 ただし、4ケタの暗証番号を求められるので、忘れている人は事前に確認しておきましょう。その他にも身分証の提示を求められることもあります。
カードが使えるといっても場所によっては、現金での支払いしかないので、現金も常に持っておきましょう。
ポルトガルは比較的治安の良い国ではありますが、リスボンやポルトといった都市を中心に、スリや置き引きなどの犯罪が増加している傾向にあります。トラブルに巻き込まれないためにも、貴重品袋などを用意して肌身離さず持ち歩く、現金を複数に小分けするなど、対策をとるようにしましょう。
地下鉄などの交通機関や観光名所に行くときは、スリの被害にあうケースが多いので特に注意が必要です。
地下鉄で起こる手口には、集団で取り囲んで視界を遮り、駅につく直前にかばんから盗んでそのまま逃走する、ということが起こっています。不審な集団に囲まれそうになったときは、すぐにその場を移動して、車内を降りる必要がないとしても下車をしたほうがいいでしょう。
観光先で起こるケースには、写真撮影に夢中になり過ぎて、「気づいたときにはカバンが開けられていた…」ということがあります。気をつけましょう。
席を取ろうと思いカバンを置いたところ、食事を取りに戻ってきたときにはカバンがなくなっていたということがあります。また食事中は、椅子の背もたれにカバンやカメラなどを掛けてしまうと、盗難にあう恐れがあるので注意してください。
外出時は、多額の現金やカード類、航空券といった貴重品を極力持ち歩かないでください。どうしても多く所持したい場合は、貴重品を一カ所にまとめず、分けてもつことが大事です。
ポルトガルでは、デビットカード(ムルティバンコ)やクレジットカードで支払うのが一般的なので、現地の方は現金をあまり持ち歩きません。しかし海外からやってくる外国人は多くの現金を持ち歩くことがあるので、置き引きやスリのターゲットにされがちです。カメラを首から下げてたくさんの荷物を持ち、きょろきょろとあたりを見渡しているといった、いかにも観光客だと分かってしまう立ち振る舞いをしていると被害に遭いやすくなるので、なるべく荷物は最低限にしておくのが無難です。
特にポルトガルの方から見ると、日本人は「裕福で、頼みを断らない」というイメージが強く、旅行者であれ在住者であれ狙われやすい傾向にあるようです。親しげに話しかけたり、道や時間を聞いたり、あるいはたくさんの子どもたちが話しかけてきて、気を取られているうちに被害に遭ったというケースもあるので、貴重品からは目を離さないようにしましょう。
ポルトガルの首都リスボンは、町そのものが博物館のような場所だけあって旅行客が多く、中心地や観光地は物価が高くなっています。
レストランでの価格帯の幅は大きく、高級レストランでは1人分だけで25~30ユーロくらい。この金額で毎回外食では大変なので、ファーストフードや中心地から少し離れた庶民的なお店で、伝統的なポルトガル料理もチャレンジしてみましょう。
お値段も手頃でボリュームもあるので、手軽に外食を楽しめます。名物料理イワシの炭火焼は6ユーロ~、名物エッグタルトは0.5ユーロ~と安く、なかにはスープやパンとメイン、飲み物で10ユーロくらいのところもあります。
リスボンは海が近いことからシーフードが豊富ですが、実は肉も野菜もとても豊富な都市です。フードコートを併設したマーケット「リベイラ市場」もおすすめです!タパス中心のフードコートは屋内とテラスで750席もの規模で、ポルトガルの伝統料理のほか寿司まであるリスボンの台所です。
ポルトガル国内での移動は鉄道かバスを利用しますが、首都リスボンでは地下鉄が発達しているため一番便利です。フリーパスがお得ですが、旅行者におすすめのプランは1日券プラン。カードの発券料金と合わせて6.65ユーロで(発券料金が50セント、1日券の料金が6.15ユーロ)リスボン市内の交通網が乗り放題のプランです。チケットは、地下鉄構内の発券機か窓口で購入できます。
また、観光客なら一度は乗ってみたいのが、石畳を走る路面電車エレトリコ。狭くて坂道の多いリスボンを走る黄色い電車はツーリスト用の路線もあり2.5ユーロで利用できます。チケットは乗車のときに運転手から買います。首都リスボンから地方へと延びるポルトガル鉄道は、ポルトガル第二の都市ポルトまで3時間程度、料金は25~30ユーロ、早割なら14ユーロなのでオンラインなどで購入しておくのがおすすめ。渡航前に日本でも予約ができます。
ポルトガル鉄道は路線のバランスが悪く、世界遺産の修道院で知られるアルコバサでさえ鉄道がありません。そのため内陸に向かう移動手段としては断然有利なのがバス。ポルトガルの長距離バスによる移動時間は鉄道との移動時間と大差もなく料金はとても安くなるところもよいと思います。ただし、時刻表がないバス停も多いので時刻を確認しておきましょう。チケットを買った時に窓口で時刻表をもらっておくのも良いかもしれません。
バスのチケットは地方になると運転手からの購入になるようです。サイトから事前購入しておきチケットのPDFをスマホで運転手さんに提示して乗車もできます。
ポルトガルの宿泊費は、ヨーロッパの他都市と比較すると安いといわれています。ホテルのレベルや地域によって差がありますが、ホテル料金比較サイトなどによると、ポルトガル国内のホテルの宿泊費は1泊当たり平均100ユーロ。
他にも、アパートホテルと呼ばれる宿泊施設があります。アパートの一室を宿泊者に貸し出すタイプの宿泊施設でフロントは無く、キッチンや洗濯機などがあり、住んでいるように滞在できます。簡単な料理もできるキッチンがあり、また、ヨーグルトやフルーツなど食料を冷蔵庫にいれてくれるところもあるようです。トイレやシャワールームも広く、きれいに掃除されています。4つ星以上のアパートホテルであれば、ホテルなみの快適さでwi-fiが使い放題でも2週間の滞在で300ユーロというお値段。
低予算の旅で、相部屋やバスルームの共用も平気という方は、ドミトリーやゲストハウスなら1泊20ユーロ~50ユーロ程度で、おしゃれで快適な宿に泊まれます。
リスボンに行くならぜひ利用していただきたいのがリスボアカード。これ一枚で、リスボン市内の公共交通機関(地下鉄、バス、路面電車、ケーブルカーなど)およびポルトガル鉄道の一部が無料で乗り放題になる他、お店での10~50%割引や、2GBのSIMカードもついて、さらにリスボンの観光スポットジェロニモス修道院やベレムの塔など世界遺産やミュージアムの入場料が無料になります。
お値段は24時間なら18.5ユーロ、48時間なら32ユーロ、リスボン空港や駅などにある観光案内所のほか、地下鉄の切符売り場などで購入することができます。購入時に無料・割引対象施設のガイドブックも付いてきます。
ちなみに、ジェロニモス修道院とベレムの塔は共通チケットで12ユーロ、同じ地区にあるアジュダ宮殿と馬車博物館の共通券は7.5ユーロ。これだけでも合計で19.5ユーロ、そしてこれらの移動に使用した交通費を考えれば、どれだけお得なのか、おわかりいただけると思います。
ポルトガルにもチップの習慣はありますが、義務ではありません。レストランなどではサービス料として料金に含まれている事も多いので、払う必要はありません。払うとしたら目安は、レストランのランクにもよりますが、一般的には料金の5~10%くらい。カフェでコーヒーやビールだけなら不要です。庶民的な店では、おつりの小銭程度で充分なので、きりのいい金額で支払うか、お釣りをテーブルに残す程度です。
ホテルではベルボーイやルームサービスに対し、1回につき1ユーロ程度。ピローチップは一晩一人につき1ユーロが目安です。タクシーは、キリのいい金額に切り上げて支払うかプラス1~2ユーロくらい。トイレを使用した後は、小銭を置くマナーがあります。50セント~1ユーロ置くようにしましょう。
ポルトガルでは、ほとんどの商品に23%のIVAと呼ばれる付加価値税がかかっています。しかし、旅行者は手続きをすれば最大で16%の税金が戻ってきます。ただし、免税手続きができるのは加盟店での買い物に限られ、ホテル代や飲食代などは還付されません。ポルトガルでの免税手続きは自己申請なので、商品を購入するときには必ずレジで「Tax Free, Please」と申し出て免税書類(リファンドチェック)を発行してもらいましょう。免税対象となる1店舗でのショッピング最低額は60.35ユーロ以上です。手続きは本人でなければできません。
出国前にTax Freeのカウンターに行き、「免税書類」「購入品のレシート(オリジナル)」「未使用の購入品」「搭乗券または航空券」「パスポート」を見せます。問題が無ければ免税書類にスタンプを押してくれますので、その書類を払い戻しカウンターに持っていき還付金を受け取ります。
受け取り方は3つの方法があります。
時間がかかる場合もありますので、タックスリファウンドの手続きがある人は、余裕を持って空港に行ったほうが良いと思います。
ポルトガルでは、町のいたるところにATMがあり、24時間稼働しています。日本のように、銀行別のATMではなく、ムルティバンコ(Multibanco)というシステムで集約されています。日本発行のVisa、Master、アメックス、Plus、Cirrusなど主要なネットワークのカードも使用可能です。
ATMの使い方は、基本的に日本のものと同じですが、残念ながら日本語対応がありませんので英語、もしくはわかりやすい言語を選択してください。
1回の操作で引き出せる現金の額は200ユーロが限度です、それ以上引き出したい場合はもう一度繰り返し操作してください。くれぐれもカードの取り忘れに注意しましょう。
ポルトガルは、西ヨーロッパの中でも物価が安いと言われていますが、人件費に関してはそうでもないようで、タクシー料金などは他のヨーロッパの国々と変わらない水準のようです。
スーパーマーケットに入ってみると、商品の安さに驚いてしまいます。缶ビールやコーラは0.5ユーロ~、有名なポルトワインも日本の半額以下、果物も野菜も日本に比べると破格の安さです。
ホテルは隣国のスペインやイタリアと比べても安く、物価の面ではとても快適ではないでしょうか。またポルトガル国内でも物価が高いと言われる首都リスボンや有名な観光地のホテルでさえ、ロンドンやパリのような街に比べれば半分程度の金額で滞在できます。
【コーラ】1.2ユーロ
日本円で160円程度
【たばこ】5.4ユーロ
日本円で730円程度
【ビール】0.9ユーロ
日本円で120円程度
ポルトガルと日本を比較して、ポルトガルのほうが安いものは、
お肉やお魚、野菜や果物は、日本が異常に高いと感じるほどの安さです。温暖な気候と豊かな土壌に恵まれているため自国で栽培、収穫しているものが多く、軽減税率も適用されているため非常に安いです。
エスプレッソなら0.6ユーロ~、カフェラテなら1ユーロ~なので安いですが、日本でも最近はコンビニコーヒーを利用される方が増えていますので特別安いとは感じないかもしれません。ちなみにスターバックスは、日本と同じような価格になっています。
シャンプーや歯ブラシ、とても高いので持参したほうが良いでしょう。紙おむつなども日本に比べると高いです。
パスポートの紛失や盗難など、海外にいる際にはトラブルにまきこまれてしまうことも考えられます。現地で困ったことがあったときは、遠慮せず在ポルトガル日本国大使館に相談するようにしましょう。適切な対処で、問題を解決してくれるはずです。
場所 | Av. da Liberdade, No 245-6º, 1269-033 Lisboa, PORTUGAL |
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