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世界で2番目に広大な土地を持つカナダは、ロッキー山脈やナイアガラの滝、メープル街道などで観光地がたくさんある国です。自然豊かな土地が多く、アメリカやヨーロッパと比べると治安が良いのが魅力。総人口の約6割が英語を母語としていますが、約2割はフランス語を話しています。
州内の移動といっても面積が広いので、鉄道やバスを使い分けるのが無難です。首都オタワもカルガリーもバスが充実しているので、観光でも困ることはありません。
カナダの通貨単位はカナダドル(CAD)で、補助通貨はセントになります。紙幣と硬貨が5種類ずつで、 紙幣は2018年時点で旧札と新札どちらも流通。硬貨はそれぞれ独自の通称があり、25セントは「クオーター」、1カナダドルは「ルーニー」と呼ばれています。
【カナダドル紙幣の種類】
5カナダドル、10カナダドル、20カナダドル、50カナダドル、100カナダドルの5種類
【カナダドル硬貨の種類】
5セント、10セント、25セント、1カナダドル、2カナダドルの5種類
現地で観光を楽しむついでに両替するのも悪くありませんが、ある程度のお金は事前に両替しておいたほうが安心です。せっかくカナダにいる時間を両替に割かれてしまうのももったいないでしょう。
日本国内にある両替所は、銀行や外貨両替専門店、金券ショップ、郵便局などです。銀行は混み合うので両替に時間がかかってしまうのが気になりますが、「銀行」という安心感があります。金券ショップは場所によってお得に両替できるのがメリットですが、偽造紙幣が紛れ込んでしまう可能性があるので、注意が必要です。
銀行と金券ショップの良いとこどりをしているのが、外貨両替専門店。取り扱っている通貨の幅が広く、安全性も「外貨の専門店」という強みがあって金券ショップよりは高めです。また、宅配サービスを行なっているところもあり、利便性の良さが魅力といえます。
空港内にも両替所があります。当日まで時間が取れなかったという方でも、空港で両替できるので安心です。 主要空港内によくあるのがTravelex(トラべレックス)という外貨両替の専門店。他にも空港が直営している両替所もあります。
空港での両替は安心感があるのが魅力ですが、同じように「当日空港で両替しよう」と考えていた旅行客で長蛇の列ができてしまうのがデメリット。手数料が安くてレートが良いところを探そうとすると骨が折れます。
利用する必要性が生じた時のために、どの空港にどの両替所があるのかチェックしておきましょう。
カナダドルへの両替は、現地のほうがお得です。前もってたくさん両替していても現地であまり使わず、手元に外貨が残ってしまうのが不安な方もいるはず。
そんな方は事前に国内で少額を両替しておいて、現地で使う分だけ両替するのはいかがでしょうか。それであれば、帰国した後のことを心配しなくて済みます。
もし現地で両替することを考えているなら、具体的にどんな場所で対応してもらえるのか確認しておくのが大切です。
カナダドルへの両替は日本国内でもカナダ現地でもできますが、実際にどちらで両替したほうがお得なのでしょうか。2021年4月6日時点のレートで比較しました。
「円」が安いほど、お得に両替できるという指標になります。
日本国内 | 1カナダドル | カナダ現地 | 1カナダドル |
---|---|---|---|
みずほ銀行 | 108.97円 | カナダ・ロイヤル銀行 | 97.16円 |
GPA | 109.01円 | トロント・ドミニオン銀行 | 104.05円 |
大黒屋 | 109.28円 | モントリオール銀行 | 96.76円 |
※2023年4月18日
比較してみた結果、カナダドルへの両替は現地で両替したほうがレートが良いということがわかりました。日本と現地では同日のレートでも13円ほど差があるようです。現地の主要銀行でのレートはどこも同じくらいなので、近くの銀行で両替しても大丈夫でしょう。
日本国内は銀行や外貨両替専門店、金券ショップの3店舗で比較していますが、こちらも最安値だった金券ショップと0.02~0.03円の差しかなかったので、自分の都合に合わせて両替すると◎。
時間に余裕がある方は銀行や金券ショップへ足を運べるかもしれませんが、仕事や家事で忙しい方だとなかなか両替の時間を確保できない場合もありますよね。そんな方は、外貨両替専門店の宅配サービスを利用するのがおすすめです。
外貨宅配サービスなら、3万円以上の両替なら手数料・配送料が無料のところも。銀行・金券ショップとあわせて外貨両替専門店もぜひチェックしてみてください。
国内でカナダドルに両替できる銀行や外貨宅配、金券ショップの3つの方法を比較しました。レートの目安、主な両替所のメリット・デメリットも紹介しています。
当サイトでのおすすめしているのは、宅配サービスを利用した両替です。
外貨宅配はネットから申し込んで、自宅に届くのを待つだけで簡単に両替できます。
銀行と違い平日15時までなど時間制約はなく、手続きも簡単。また、金券ショップのように外貨の在庫を気にする必要もないので、確実に外貨両替ができます。
ただし、時間に届くまでに時間がかかるので、しっかりと計画を立てたうえで、事前に両替するようにしましょう。
外貨宅配の両替レートは以下の通り。
外貨宅配 | 円からカナダドル | 送料 |
---|---|---|
GPA | 109.0円 | 無料 |
トラベレックス | 109.07円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
JTB外貨両替 | 109.07円 | 1,000円(10万円以上の両替で送料無料) |
外貨両替ドルユーロ | 108.97円 | 400円(10万円以上の両替で送料無料) |
※2023年4月18日時点
外貨宅配はネットで24時間いつでも申し込み可能です。思い立った時にいつでも両替できるのが、外貨宅配のメリット。外貨のレートは常に変化するので、お得だと感じた時に両替ができます。
外貨宅配は送料がかかることがあります。レートが良くても、送料がかかってしまうと損をすることに。お得に両替を済ませるためにも、送料無料の外貨宅配サービスを利用しましょう。
銀行でのカナダドルの両替レートは以下の通り。
銀行 | 円からカナダドル |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 109.0円 |
三井住友銀行 | 109.70円 |
りそな銀行 | 109.70円 |
みずほ銀行 | 108.97円 |
SBJ銀行 | 取り扱いあり |
ゆうちょ銀行 | 取り扱いなし |
※2023年4月18日時点
銀行での両替は平日の15時までという制約はありますが、手続きを終えればすぐに日本円からカナダドルへの両替可能です。銀行なので、偽札が紛れ込む心配もありません。もし、すぐにカナダドルが必要な場合には、銀行での両替がおすすめです。
銀行で両替するには両替手数料がかかる点に注意が必要です。両替金額に応じて手数料が必要になります。
金券ショップでのカナダドルの両替レートは以下の通り。
店舗名 | 円からカナダドル |
---|---|
大黒屋 | 109.28円 |
J・マーケット | 109.0円 |
Tickety | 掲載なし |
※2023年4月18日時点
金券ショップでの両替は、一般的に銀行や外貨宅配よりも、お得に両替ができると評判です。しかし、今回のカナダドルの調査したところ、他の両替方法よりもお得ではありませんでした。レートは変動するものなのでタイミングによっては、金券ショップの方がお得な時もあるでしょう。時間に余裕のある方はタイミングをはかってみても良いかもしれません。
専門ショップと違い、外貨の在庫に限りがある金券ショップ。特にマイナーな通貨の場合は取り扱いがない場合もあります。手数料がかからない分、銀行よりもお得に両替できますが、お店によって在庫が少ないこともあるので、大量に両替を考えている人は在庫も気にするようにしましょう。